2017年1月18日(水)、映像産業振興機構(VIPO)内ホールに於いて、特定非営利活動法人映像産業振興機構(略称:VIPO、理事長:松谷孝征、東京都中央区)主催、『福井健策弁護士コンテンツセミナー「AI(人工知能)著作権の攻略法」』を開催致しました。
当セミナーは、コンテンツ業界の皆様の今一番知りたいことは何かという視点で、昨年開催された「TPP大筋合意で変わる著作権」「配信プラットフォーム契約の攻略法」に続く福井健策弁護士コンテンツ法律セミナーの第3弾となります。
AI(人工知能)が生み出すコンテンツに関わる著作権等の基礎知識から、コンテンツ業界が受ける影響や最新事情について解り易く解説してもらい、コンテンツビジネスにおけるAIの台頭とその対策について理解を深めました。
当日はコンテンツ法務に携わる事業者を中心に30名の皆さまにご参加いただきました。講話後の質疑応答では「AI(人工知能)が生み出す著作物の保護における企業の取り組みについて」等、積極的に多くの質問が寄せられました。
受講後のアンケートでは「実践的な話が多く参考になった」「内容はとても分かりやすく、興味深いものだった」など多くのご意見をいただきました。
第1部では、AI(人工知能)創作の最前線の情報から、AIやそれが生み出すコンテンツに関わる著作権等の基礎知識と政府知財戦略本部等で議論されている現状を学び、その社会的影響について解り易く解説してもらいました。
AI(人工知能)とコンテンツビジネスにおける背景を学んだ後は、特徴的な事例をあげてAIをめぐる知財の考察とその対策についてさらに詳しく解説をしていただきました。
そして、本セミナーの締めくくりとして、今後AIを巡るコンテンツビジネスにおいて各社それぞれの判断で戦略を求められると話しました。
質疑応答では「AI著作権の保護について」「AIが生み出す著作物の知財の帰属について」「AIが生み出す著作物の権利侵害について」など、積極的な質疑が寄せられました。
【日時】2017年1 月 18 日(水) 18:00~20:00 (17:30 受付開始)
【会場】特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールR(東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2F)
【参加費(税込)】 一般:8,000円/VIPO会員:6,000円
【参加人数】30名
【主催】特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
【講師(敬称略)】福井健策 弁護士(日本・ニューヨーク州)/日本大学藝術学部客員教授
(講師略歴)1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在骨董通り法律事務所 代表パートナー。著書に「著作権とは何か」「著作権の世紀」「誰が『知』を独占するのか」(集英社新書)、「『ネットの自由』vs. 著作権」(光文社新書)ほか。国会図書館審議会・内閣府・総務省「AIネットワーク社会推進会議」など委員を務める。