VIPOが企画・運営する文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2017」は、今年度の製作実地研修に参加する5人の作家を決定いたしました。
今年度は62名、35の推薦団体より応募がありました。8月には課題撮影を中心としたワークショップに15名が参加、その中から製作実地研修に進む5人をこのたび決定し、現在はプロの講師指導のもと脚本開発を行っています。
製作実地研修では、各制作プロダクションにご協力をいただき、プロのスタッフのもと、35mmフィルム撮影による短編映画の製作を行います。映画の完成は2018年1月。2月から3月にかけて東京他で合評上映会及び劇場公開を行う予定です。
作家および今後のスケジュールは以下の通りです。
1976年生まれ。
2007年、長編映画『青い猿』がぴあフィルムフェスティバルにて観客賞受賞。2013年、二作目の長編映画『山守クリップ工場の辺り』がロッテルダム国際映画祭グランプリ、バンクーバー国際映画祭グランプリ、ぴあフィルムフェスティバルにて審査員特別賞をそれぞれ受賞。
推薦団体:PFF
1980年長崎県生まれ。東京外国語大学フランス語学科卒。
2006年に(株)サン・アド入社、様々な広告映像の制作に携わる。2014年よりTVCF、WEBムービーの企画・演出をはじめる。2012年には自主映画「ちょうさひろのり三部作」を制作。
推薦団体:日本映画製作者協会
映画作家。詩人。大阪府出身。
東京藝術大学大学院 映像研究科 映画専攻 脚本領域 修了。
初監督作品である『東京は今、タコニナッタ』が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 オフシアター部門 審査員特別賞を受賞。数々の海外の映画祭にて招待上映。近年は、現代日本の保育園児を表現した詩集『ボクラノホイクエン』を出版。童謡や絵本の制作、オリジナル紙芝居の読み聞かせ等の活動も。
推薦団体:東京藝術大学大学院映像研究映画専攻
1983年東京生まれ。東京造形大学デザイン学科映画専攻卒業。
在学中から自主映画や映像作品を制作。卒業後、諏訪敦彦監督の現場に助監督見習いとして参加。その後、フリーの助監督として、瀬々敬久監督、周防正行監督、黒沢清監督、三谷幸喜監督など、多くの監督のもとで経験を積む。
推薦団体:シナリオ・センター
1986年奈良県生まれ。日本大学芸術学部卒業。
監督助手として『十三人の刺客』(2010)、『悪の教典』(2012)等の三池崇史監督作品や『のぼうの城』(2012)、『進撃の巨人』(2015)、『シン・ゴジラ』(2016)等の樋口真嗣監督作品に参加する傍ら、自主映画を製作。監督作『怪獣の日』(2014)は国内外の映画祭で招待、上映され、PFFアワード2014京都賞、福井映画祭短編部門グランプリ他受賞。
推薦団体:PFF
○ 製作実地研修
9月(脚本指導・プロダクション決定)/10月~1月(準備〜撮影〜仕上げ)
○ 作品発表
2月~3月(合評上映会:東京他予定)/3月(劇場公開:東京他予定)
1989年『Aサインデイズ』でプロデューサーデビュー。その後、大映と角川映画にて製作畑一筋に44作品のプロデューサーを担当。主な作品は『CURE』(97)、『回路』(99/カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)、『ガメラ』(95)、『ガメラ2』(96)、『ガメラ3』(99)、『DEAD OR ALIVE犯罪者』(99)、『沈まぬ太陽』(09/第33回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞)など。現在はSKIPシティ国際Dシネマ映画祭 ディレクター。
その他、事業に関する詳細は、ndjc公式HPをご参照ください。