2017年11月6日(月)、映像産業振興機構内ホールに於いて、VIPOおよび特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション共同主催、「映画『この世界の片隅に』におけるフィルムコミッション活動報告セミナー」を開催いたしました。
第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション賞ほかアヌシ―国際映画祭2017長編部門審査員賞など多数の賞に輝くアニメーション映画『この世界の片隅に』。
本セミナーでは、映画『この世界の片隅に』の舞台となった呉市や広島市にて、時代風俗調査やロケハンの協力から劇場公開まで取り組み活動した地域のフィルムコミッションの施策と、その成果について広島フィルム・コミッションの西﨑智子氏と片渕須直監督に詳しく解説していただきました。
当日は監督とフィルムコミッションとの出会いからロケハンの様子、劇中に登場する戦時中の野草を使った食卓を再現するワークショップ、監督の講演会、またクラウドファンディングでの施策や映画支援会の活動などをご紹介いただきました。「その土地の周りにある姿から当時を想像して感じて欲しい」と片渕監督は語り、すべての活動の中に監督の作品そして広島に暮らした人々への熱い思いがあったことが会場に伝わりました。フィルムコミッションとの活動により、監督の熱意が地元の人々へ伝わり動かし、作品の成功につながったと学ぶことができた講演会となりました。
【日時】
2017年11月 6 日(月) 14:00~16:00
【会場】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールR
【参加費(税込)】
一般:5,000円/VIPO会員:3,000円/JFC会員3,000円
【参加人数】
50名
【主催】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッション
【講師(敬称略)】
片渕 須直氏(映画「この世界の片隅に」監督)
西﨑 智子氏(広島フィルム・コミッション)