VIPOは、2004年から始まり15回目を迎えた「アジアにおける日本映画特集上映事業」を受託いたしました。
今年は、文化庁と国際交流基金(JJF)との共催で、「PEKAN SINEMA JEPANG 2018(JAPAN CINEMA WEEK 2018/インドネシア日本映画週間2018)」と題し、日本インドネシア国交樹立60周年記念事業の一つとして、12月7日(土)~16日(日)の10日間、インドネシア首都ジャカルタ中心部のシネコンCGV Grand Indonesiaにて、日本映画の最新作、時代劇、青春、特撮、ドキュメンタリー、アニメーションなど36作品の上映を行い、約15,000名の来場者を動員しました。さらに会期中には、上映作品の監督やプロデューサー、俳優の方々との交流の場や両国の映画監督によるシンポジウム、特殊撮影の技術を体験するワークショップなども実施しました。
現地メディア・現地日系メディアを含めて72媒体94名が来場しました。
オープニング作品『カメラを止めるな!』の出演者(しゅはまはるみさん、長屋和彰さん、竹原芳子さん、浅森咲希奈さん)による舞台挨拶上映が行われ、上映後には会場を埋めるインドネシアの観客からスタンディングオベーションが起こり、大変な賑わいとなりました。
特別招待作品『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の上映があり、主演・石橋静河さんによる英語での舞台挨拶が行われました。
スタジオポノックの百瀬義行監督と西村義明プロデューサー(『ちいさな英雄』)によるトークショーが行われ、盛況を博しました。
金田治監督(『仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパー大戦』)とインドネシア初の特撮シリーズ『ビマ・サトリア・ガルーダ』のエクゼクティブ・プロデューサーのレイノ・バラックさんに特撮の魅力を語っていただきました。
ジャカルタ芸術大学にて、リリ・リザ監督をモデレーターに迎え、日本からは松永大司監督(『トイレのピエタ』)、瀬田なつき監督(『PARKS』)、インドネシアからはカミラ・アンディニ監督、ヤンディ・ロレンス監督を招き、両国の映画製作の未来を語っていただきました。
『巨神兵東京に現わる』の本編とそのメイキングを上映後に、美術監督を務めた三池敏夫さんによる雲を作るワークショップを実施いたしました。
クロージング作品として、日本・インドネシア・フランス共同製作の『海を駆ける』を上映し、上映後には深田晃司監督と現地プロデューサーによる“インドネシアと日本の国際共同製作の可能性”についてのシンポジウムを行いました。深田監督と主演のディーン・フジオカさん、太賀さんらによる凱旋舞台挨拶も実施しました。舞台挨拶では、2019年1月にインドネシアでの公開が発表され、大盛況のうちに幕を閉じました。
村上正典監督(『一週間フレンズ』)、大九明子監督(『勝手にふるえてろ』)、瀬田なつき監督(『PARKS』)、松永大司監督(『トイレのピエタ』)、大根仁監督(『SUNNY 強い気持ち・強い愛』)、本木克英監督(『超高速!参勤交代』)が登壇し、舞台挨拶とQ&Aを実施いたしました。
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