VIPO(ヴィーポ)は、事務局を務める令和3年度文化庁委託事業「日本映画海外展開強化事業」において、日本の若手映画・映像作家向けに実施するオンライン研修の参加者3名を選出いたしました。
本研修では、日本の映画人材の育成および海外進出の促進を目的に、米国映画界のプロフェッショナルたちを講師に迎え、企画書・脚本フィードバック指導やテーマ別講義によるオンライン形式の研修を、好評を博した昨年度に続き実施予定です。研修者3名には、2021年11月から2022年2月までの間で、計10日間程度、オンラインにて上記の実践研修に参加していただきます。
本年度の講師は10月下旬に発表する予定です。
金子 雅和(かねこ まさかず)
東京都出身。青山学院大学国際政治経済学部卒。映画美学校で瀬々敬久監督の指導を受ける。2016年、初長編監督作『アルビノの木』が北京国際映画祭の新人監督部門に選出。テアトル新宿ほかで劇場公開。ポルトガルのフィゲイラ・フィルム・アートでは最優秀作品賞、監督賞、撮影賞をトリプル受賞、15カ国の国際映画祭で上映され、20冠を達成。第二回長編監督作『リング・ワンダリング』が2022年2月~劇場公開予定。
佐々木 想(ささき おもい)
山口県旧豊浦郡出身。演劇を流山児祥氏に師事。水産業、解体業、遊興施設従業員等を経て2004年より映像業に従事。世界から破れ去る人々、出会い損なった人々の物語をユーモアと哀歓を込めて描く。過去作品に『隕石とインポテンツ』(2013年)、『サトウくん』(2017年)、『鈴木さん』(今冬公開予定)。
三宅 響子(みやけ きょうこ)
千葉市出身。東京大学および同大修士課程を経て、英国オクスフォード大学修士課程にて魔女狩りの歴史を学ぶ。文化庁およびポーラ美術振興財団の助成を受け、英国で研修。BBCやNHKとの国際共同制作でドキュメンタリー映画を発表。ニューヨーク在住。『Tokyo Idols』がサンダンス2017のコンペ部門でプレミア上映。福知山線脱線事故を分析した『Brakeless』は米国ピーボディ賞を受賞。福島の親戚を追った『波のむこう』は世界各国で上映・放映された。短篇『ハックニーの子守唄』がベルリン国際映画祭にてベルリン・トゥデイ賞受賞。
【主 催】文化庁
【事務局】特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
日本映画の海外展開を強化するため、欧米の映画先進国において日本映画の上映を実施するほか、日本の映画人材の技能向上及び海外進出促進を目的に、映画関係者等と連携して効果的な短期実研修を実施する事業です。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)内
「日本映画海外展開強化事業」事務局
E-mail: aca_cinema_project@vipo.or.jp
※お問い合わせの際は、件名に「日本映画海外展開強化事業」とご明記ください。
※弊機構では、リモートワークを基本とした時差出勤との併用により、感染防止対策を行いながら業務を進めることを基本としております。お問い合わせはメールにてお願い申し上げます。