成島出監督によるVIPOアクターズワークショップ開催報告

2022.03.09 事業報告: 成島出監督によるVIPOアクターズワークショップ開催報告

　VIPO（ヴィーポ）は、将来の映像産業を担う俳優の発掘と育成を目指し、第一線で活躍する映画監督による、俳優養成の2日間集中講座を2022年2月8日（火）、15日（火）に開催いたしました。
　
　今回は映画監督であり脚本家でもある成島出氏を講師に迎え、リアリティある演技を実現するため直々に演技指導をおこないました。
　
　キャリアの差こそあれ俳優を生業にされている14名が参加しました。参加理由としては演技力向上のため、芝居に行き詰っていたためなど様々でしたが、成島監督のひとりひとりへの懇切丁寧な指導で新たな発見や多くの気付きを与えられた2日間となりました。時節柄コロナ感染症対策は万全に施して運営しました。
　

開催概要

開催日時	2022年2月8日（火）・15日（火）〈2日間〉 1日目：10:00～17:00 2日目：10:00～17:00 　両日9:30受付、昼休憩あり
会場	特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）R会議室
講師	成島出監督
参加者	14名（男性6名、女性8名）
参加費	30,000円（税込）

内容

2月8日（火）第1日目

オーディションで大事な自己紹介。多くの人に足りないポイントを教示。
終始緊張感の抜けない雰囲気のなかで即興の御題にも挑戦。
　
　
　
　
　
課題の演技に対して、参加者ひとりひとりに成島監督からコメント
　

2月15日（火）第2日目

課題の復習。一週間経ってどのくらい演技が向上したかを確認。改善した点やさらなる克服点を発見した貴重な時間になりました。
　
　
　
　
課題その2の朗読。
脚本を読み込み、事前準備がいかに必要かを痛感。

受講者の声　VIPO実施アンケートより

参加された俳優のみなさまからは有益度100%という満足度の高いアンケート結果が得られました。

客観的に指摘されなければ見つめ直すこともなかった弱点を認識できました。
監督のお言葉は具体的でわかりやすく、実感をもって理解できました。
録画した自分の演技を監督のアドバイスをもとに見直すことで、演技のクセや多くのことを発見できました。ありがとうございました。

講師紹介

成島出（なるしまいずる）氏
1961年　山梨県出身
学生時代から自主映画を撮る。1986年『みどり女』が第9回ぴあフィルムフェスティバル（PFF）に入選。その後、森崎東や長谷川和彦に師事し、シナリオ執筆を学び相米慎二作品などで助監督を務める。04年、初監督作品『油断大敵』で藤本賞やヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞。以降『フライ，ダディ,フライ』（05）、『ミッドナイトイーグル』（07）、『孤高のメス』（10）などを手掛け、12年には『八日目の蝉』（11）が第35回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞など10部門を受賞。14年『不思議な岬の物語』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。『ソロモンの偽証』2部作（15）、『ちょっと今から仕事やめてくる』（17）、『グッドバイ～嘘からはじまる人生喜劇～』（20）、最新作は『いのちの停車場』（21）など日本映画界を代表する映画監督である。

　
　
※新型コロナ感染予防対策として、下記実施いたしました。

書類審査を通過された方には、抗原検査を受けていただきました。
入場時の手指消毒の徹底
入室時の検温（37.5度以上の場合参加できません）
会場の常時換気を心掛け、ソーシャルディスタンスを確保
参加者のマウスシールドの配布
各自ご自宅からのマスク着用をお願い

お問い合わせ先

特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）
アクターズワークショップ担当　本間、木元、武山
Tel: 03-3543-7531 / e-mail:actors@vipo.or.jp