VIPO(ヴィーポ)が京都府と主催しております、第14回「京都映画企画市 」の企画コンテストが10月16日(日)に京都みなみ会館にて開催され、審査の結果、優秀映画企画が決定いたしました。
左から矢島孝氏、犬童一心氏、鹿野洋平氏、和田隆氏
『うつつの光、うつる夜』(ウツツノヒカリ、ウツルヨル)
鹿野 洋平(しかの ようへい)監督
時は文化九年。両国で写し絵の興行を営む写し絵師・善吉は、不慮の事故で妻と幼い息子を失って深い悲しみに暮れていたが、やがて夜にだけ幻灯機の光で照らされる影絵に「精霊」が宿り、赤鬼やろくろ首の図版と対話できるようになる。そこで妻子が何者かによって殺害された事実を知り、真犯人を探すことにするが・・・。
「選考は本当に迷いました。作品の内容だけではなく、自分の企画を人に伝える力、予算規模などを含めた様々な観点から検討して決めました。企画全体を見て思うのは、やりたいことの核がきちんとあるのかということです。核の強さや熱さで人は動かされます。内容の出来が良いからというだけで選ぶことはしませんでした。」
「コロナ前まで京都の撮影所で(フリーの助監督として)1年半働いていて、東京に戻るときも「次は助監督ではなく監督として戻ってきて」と言われていたので、自分の企画で戻れることを本当にうれしく思います。しっかりとパイロット版を作って、長編に繋げていけるように頑張ろうと思いますので、引き続きどうかよろしくお願いいたします。」
・犬童 一心(いぬどう いっしん)映画監督
・矢島 孝(やじま たかし)プロデューサー
・和田 隆(わだ たかし)映画記者/プロデューサー
※順不同・敬称略
350万円相当のパイロット版映像(短編)制作の権利/京都太秦の撮影所協力(予定)
主催:京都府、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
共催:KYOTO Cross Media Experience 実行委員会 後援:経済産業省近畿経済産業局
協力:東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、株式会社東映京都スタジオ、京都府京都文化博物館、(一社)日本映画製作者連盟、全国映画教育協議会、(一社)日本映画テレビプロデューサー協会