VIPO(ヴィーポ)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2022」の新規プロジェクト「長編映画の企画・脚本開発サポート」において、研修参加作家2名を決定しました。
本プロジェクトでは、プロデューサー、脚本家講師による指導のもと、オリジナル映画の企画をブラッシュアップし、準備稿とパイロット映像を完成させます。さらに発表の場を設け、映画製作者に向けたプレゼンテーションを行います。
◆「長編映画の企画・脚本開発サポート」研修参加作家◆ *五十音順
川上信也
1976年京都府生まれ。映像制作会社にて数多くのCM、MVなどを演出。国内外の賞を多数受賞後、フリー。
これまでの監督・脚本作として、14年『KI・RYU』、18年『桃の缶詰』(SSFF&ASIA、札幌国際短編映画祭などに入選)、『最後の審判』(ndjc2018完成作品)、19年國村隼主演『願いのカクテル』、20年『ドッキング!』(SSFF&ASIAなどに入選)、西田尚美出演『GIFT』。アップリンク吉祥寺にて「川上信也短編作品集」特集上映。21年秋元康氏原作ドラマ「死幽学旅行」全30話、監督・脚本。
坂本悠花里
上智大学で哲学を専攻後、東京藝術大学大学院映画専攻にて編集を学ぶ。2019年公開の『21世紀の女の子』で『reborn』を監督する。その後、2019年に制作した自主映画作品『レイのために』が第20回TAMA NEW WAVEコンペティション部門、大阪アジアン映画祭2020インディーフォーラム部門、大阪アジアン映画祭オンライン座などで入選・上映された。2022年にコロナ禍で制作した短編映像『木が呼んでいる』が藝大アートフェス2022でアート・ルネッサンス賞を受賞。
オリジナル映画の企画書・脚本を公募し、選考委員による一次選考にて13名を選出。選出された作家は、山本晃久プロデューサー(ウォルト・ディズニー・ジャパン)による講義にて商業長編映画作品を製作するにあたり必要な知識や考え方を学び、最終選考に向けて企画書・脚本の改稿、ログライン・タグラインの制作を実施。あわせて面接も行い、研修参加作家2名を決定しました。
今後2名の作家は、講師による指導のもと企画・脚本の開発、パイロット映像製作、映画製作者に向けたプレゼンテーションに取り組みます。
<講師>
山本晃久氏(ウォルト・ディズニー・ジャパン プロデューサー)
田中幸子氏(脚本家)
大江崇允氏(映画監督・脚本家)
<今後のスケジュール> *事情により、スケジュールが変更になる場合がございます。予めご了承ください。
2022年12月~2023年2月
2023年3月
優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像製作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指しています。
公式twitter:@ndjc_project
ndjc事務局(特定非営利活動法人映像産業振興機構[VIPO]内)
e-mail: ndjc@vipo.or.jp