VIPO(ヴィーポ)が、京都府と主催しております、第15回「京都映画企画市」の企画コンテストが9月23日(土・祝)にハートピア京都にて開催されました。多数の応募書類より選出された5企画のプレゼンテーションが行われ、審査の結果、優秀映画企画が決定いたしました。
『サバイバル忍者』(サバイバルニンジャ)
馬杉雅喜(ますぎ まさよし)監督 (脚本:三井玲衣[みつい れい])
西暦590年ごろ、モリヤ(物部守屋)に命を狙われ甲賀の山奥へ逃げてきた若きミコ(聖徳太子15才)は、1人の野生児サビト(大伴細人15才)と出会う。サビトは深い森の中で1人特異な技術を駆使して生きていた。天才ミコと野生児サビトは力を合わせ、山の中で敵に追われながら、知性と忍術を駆使してサバイブしていく。
「どの企画が選ばれてもおかしくなかったと思います。それぞれ良いところがありました。その中で、聖徳太子を時代劇で描くのを今まであまり見たことがなく興味をひかれました。そして、「忍者誕生」という題材はインターナショナルであり、また斬新さを感じました。」
馬杉雅喜監督:「犬童監督の講評を受け、キャラクターの精神や気持ちの流れについてアイディアがまとまりました。企画内容をしっかり見ていただいたことがうれしかった。選ばれなかった場合も、再度修正して挑戦しようと思っていました。」
三井玲衣氏(脚本):「馬杉さんがサビトの子孫であることを聞き、大変面白いという会話をし、応募しました。私は日本史がとても好きなので、いつかは時代劇をやりたいと思っていました。賞を頂けてうれしく思います。良い作品にしていきたいです。」
・犬童一心(いぬどう いっしん)映画監督
・矢島 孝(やじま たかし)プロデューサー
・和田 隆(わだ たかし)映画記者/プロデューサー
※順不同・敬称略
※評価者のプロフィール詳細はこちら
350万円相当のパイロット版映像(短編)制作の権利/京都太秦の撮影所協力(予定)
主催:京都府、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
共催:KYOTO Cross Media Experience 実行委員会
後援:経済産業省近畿経済産業局
映画・映像制作者(監督、プロデューサー等)を対象とした企画コンテスト。時代劇の拠点としての京都の優位性を生かし、映画・映像クリエーターが世に出ていく仕組みを構築することを目的として実施しています。「日本で唯一、メジャースタジオで自分の作品企画を映像化できるコンテスト」として、映画・映像制作者のみなさまの企画実現に向けたきっかけづくりの第一歩をサポートしてまいります。
特定非営利活動法人映像産業振興機構[VIPO]内
京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching- 事務局
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