VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省、令和5年度「我が国の文化芸術コンテンツ・スポーツ産業の海外展開促進事業(コンテンツ産業の海外展開等支援)(JLOX+)」の一環として、ヨーロッパを拠点に各国で実写長編映画の編集コンサルテーションを実施している「First Cut Lab」(運営:Tatino Film)と共催し、日本映画を対象とした実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan 」および次のステップとなる映画祭戦略や海外配給等の海外展開をサポートする「First Cut+ (プラス)」を実施します。
そこで、この度、実写長編映画の編集コンサルテーションプログラム「First Cut Lab Japan 2023」での参加企画『沼影市民プール』(プロデューサー:竹中香子/監督:太田信吾)が、2024年6月30日(日)~7月2日(火)にカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭2024にて開催される「First Cut+ (プラス)」夏季セッション「First Cut+(プラス) Summer Edition 2024」に選出されましたので、下記のとおり、お知らせいたします。
過去に各国の「First Cut Lab」に参加した企画(50~60)が選考対象となり、選抜された企画(8程度)は海外展開に必要となるマーケティングのワークショップや海外映画祭でのピッチの場が用意され、海外ビジネスパートナーとのマッチング機会を提供する事を目的としています。
「First Cut+ (プラス)」は、毎年冬(イタリア)と夏(チェコスロバキア)に2回開催され、選出された企画は、その時の企画の進捗状況によって、冬か夏の何れかのセッションに選抜されます。
(First Cut+(プラス)は公募ではなく選考委員による推薦により選抜)
竹中香子 Kyoko TAKENAKA
プロデューサー 一般社団法人ハイドロブラスト |
太田信吾 Shingo OTA
監督 一般社団法人ハイドロブラスト |
■竹中香子プロフィール
プロデューサー・俳優・日仏通訳・演劇教育
2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランス国公立劇場を中心に多数の舞台に出演。2017年より、日本での活動も再開。俳優活動のほか、フランスの演劇教育や創作現場におけるハラスメント問題に関するレクチャーやワークショップを行う。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。太田信吾との共同企画、映画『現代版 城崎にて』では、プロデュース、脚本、主演を担当し、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022にて優秀芸術賞を受賞。2021年より、太田信吾映像作品のすべてのプロデュースを担当。現在、太田信吾最新作『沼影市民プール』で初の長編プロデュースに挑む。第1回沖縄環太平洋映画祭インダストリー部門にて、最優秀企画賞を受賞。
■太田信吾プロフィール
映画監督・俳優
長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞受賞。初の長編映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013 で公開後、世界12カ国で公開。近作に映画『解放区』など。映画『現代版 城崎にて』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022優秀芸術賞を受賞。現在、長編ドキュメンタリー映画の最新作『沼影市民プール』制作中。同作は制作の段階で第1回沖縄環太平洋映画祭インダストリー部門にて、最優秀企画賞を受賞。2010年にチェルフィッチュ『三月の5日間』香港公演に俳優として出演後、俳優・演出家としても活動しており、2024年11月にはパリにて開催される欧州最大規模の舞台芸術祭”フェスティバル・ドートンヌ”にて演出・出演作品『最後の芸者たち』が上演予定。
「First Cut+(プラス) Summer Edition 2024」に選出された全8企画は[こちら]
今回の選出によって、参加者の今後の海外展開の進展に繋がるべく、VIPOとして現地でもサポートすると共に、この機会で参加者が得た経験や学びは後日実施報告としてレポートいたします。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部
E-mail:matching@vipo.or.jp 担当:谷元
※お問い合わせの際は、件名に「First Cut+」とご記載ください。