VIPOでは、昨年好評を博した「映画プロデューサー養成セミナー 基礎編」(全4回)を、今年も2017年11月10日、17日、24日、12月1日の全4回(毎週金曜日)の日程で開催いたします。主な対象者は、将来の日本のコンテンツ産業を担う、映画プロデューサーもしくは映像プロデューサー志望の方々です。
昨年度は、映画・TV・アニメなど映像コンテンツのプロデュースの実務に関わる方が約半分いた中、「プロデューサー」に興味を持つ映像以外のコンテンツ業界の方の受講もありました。また終了後のアンケートでは、受講者の96%が「有益だった」と答え、92%が「自分の能力向上に役立つ」という満足度の高いセミナーとなりました。
*2016年度のセミナー開催報告はこちら
講師には前回に引き続き、映画監督であり早稲田大学名誉教授の安藤紘平氏と、今回新たに第4回の講師として『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太監督を迎えます。中野量太監督はndjc(若手映画作家育成プロジェクト)*2008出身で、商業用長編デビュー作品『湯を沸かすほどの熱い愛』は、第40回日本アカデミー賞での6冠をはじめ、数々の映画祭で賞を受賞しました。
全4回の講義では、インディペンデントからメジャーな商業映画までをカバーし、企画の立て方・書き方、プロットの書き方、脚本の仕組みと構成理解、予算の立て方などをレクチャーします。
最終回(12月1日)は、中野量太監督から、同作品の企画~製作過程の話を交えた実践的な講義をしていただきます。また、最終回の講義終了後には、直接、講師や他の受講者と交流できる懇親会も開催しますので、ぜひご参加ください。
申込締切は11月8日(水)17:00です。コンテンツ産業および映画業界のプロデューサーをめざす方々は、ぜひお申し込みください。
【プログラム&日程】
●第1回:11月10日(金) プロデューサーとは何か、企画の立て方・書き方
●第2回:11月17日(金) 脚本の書き方・読み方、映画の始まり方、オープニングとエンディング、キャラクター
●第3回:11月24日(金) 脚本の分析とプロデューサーの意図 脚本のスケールと映画のスケール
●第4回:12月 1日(金) 映画化までの準備と予算 『湯を沸かすほどの熱い愛』における実際 + 懇親会
※プログラム内容は変更する可能性があります。
【時 間】
各回18:30~21:30(18:00受付開始)
【講 師】
早稲田大学名誉教授 安藤紘平氏 [プロフィール]
映画監督 中野量太氏(第4回のみ) [プロフィール]
【受講対象者】
将来の映画産業を担うプロデューサー/コンテンツ業界でプロデューサー志望の人
【参加費】
(全4回) 一般40,000円(税込)/ VIPO会員20,000円(税込)
※会員リストはこちらをご確認ください。
【定員】
30名(事前申込制・先着順)
【申込締切】
11月8日(水)17:00 ※定員に達し次第、申込終了となります。
【会場】
映像産業振興機構(VIPO) 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階[アクセス]
【申込方法】参加申込・お支払手続にはイベント管理サービス「Peatix」へのログインが必要となります。
※ 「Peatix」でのお支払方法はクレジットカード・コンビニ・ATM決済のみとなります。
※ 領収書は「Peatix」による発行となります。
※ 「Peatix」でコンビニ・ATMでのお支払のみ、お支払期限がセミナー申し込み後3日以内となります。3日を過ぎると自動キャンセルとなりますので、ご注意ください。
※「Peatix」で登録して最後の画面に「イベント当日はスマートフォンのチケット画面を提示してください」というメッセージが表示されますが、当日はチケット画面の表示は必要ございません。受付では、御名刺を2枚ご用意ください。
1944年生まれ。1968年、早稲田大学理工学部卒業。同年TBS入社、事業局・メディア推進局局次長などを経て、2004年退職。2003年、早稲田大学客員教授を経て、2004年から早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。日本映画監督協会国際委員。大学在学中から劇団天井桟敷に所属、映像作家として活動。1969年、電子映像を使った日本初のフィルム『オー・マイ・マザー』でオーバーハウゼン国際短編映画祭入選、同作品は米国ゲッティ美術館、横浜美術館などに収蔵。1994年、ハイビジョン撮影を35ミリフィルムに変換した『アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる』で、ハワイ国際映画祭銀賞特別賞、国際エレクトロニックシネマフェスティバル・アストロラビウム賞を受賞。その他、作品、受賞歴多数。デジタル、ハイビジョンに先鞭をつけた映画作家として世界的に著名であり、2001年にはパリで安藤紘平回顧展が開催された。ほか『息子達』『フェルメールの囁き』がある。
1973年生まれ、京都育ち。大学卒業後「映画監督になる」と飲み屋のトイレにマジックで書き残し上京、日本映画学校に入学し3年間映画作りの面白さに浸る。卒業制作『バンザイ人生まっ赤っ赤。』で、日本映画学校今村昌平賞、TAMA NEW WAVEグランプリなどを受賞。2008年度の「ndjc:若手作家育成プロジェクト」に参加し『琥珀色のキラキラ』を制作。2012年、自主長編映画『チチを撮りに』(12)を制作、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にて日本人初の監督賞を受賞し、ベルリン国際映画祭を皮切りに各国の映画祭に招待され、国内外で14の賞に輝く。2016年、『湯を沸かすほどの熱い愛』で新藤兼人賞金賞、日本アカデミー賞優秀作品賞、優秀監督賞ほか数々の賞を受賞。独自の視点と感性で「家族」を描き続けている。
VIPOが文化庁の委託を受けて2006年度よりスタートしたもので、優れた若手映画作家を対象に、本格的な映像制作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや、製作実地研修として35mmフィルムでの撮影を必須とした短編映画制作を実施すると同時に、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指しています。中野量太監督は2008年度ndjcの参加者です。
公式サイト: http://www.vipo-ndjc.jp 公式twitter: https://twitter.com/ndjc_project
【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人 映像産業振興機構(VIPO)
担当:本間・村川
Tel:03-3543-7531 Email:seminar@vipo.or.jp