VIPOが京都府と共同で開催している「京都映画企画市 -Kyoto Film Pitching-」は、10月29日(日)に一般公開プレゼンテーション審査会を行い、５作品の中から優秀賞作品企画を決定いたしました。

優秀賞作品企画・企画者

『冬牡丹と人魚』
谷本佳織（たにもと かおり）[監督]
小松恵子（こまつ めぐみこ）[脚本]

※優秀賞を受賞した谷本さん・小松さんには、本編製作を想定した350万円相当のパイロット版映像制作の権利が付与されます。京都太秦の撮影所協力のもと、パイロット版映像を製作予定です。

STORY

『冬牡丹と人魚』
両肩にコブのある弥助が恋したのは、見世物小屋で人魚として働く脚の不自由なお小夜だった――
「人魚姫」の物語が時代劇として復活。しかし、主人公は人魚ではなく人魚に恋する男。現代にも海外にも通じる普遍的な恋と葛藤が、江戸時代の見世物小屋という妖しく謎めいた世界で繰り広げられます。

評価

「企画構成力の高さが突出していた。新たなダークファンタジーとして完成が期待される。」
評価者：掛尾 良夫　城西国際大学メディア学部招聘教授・副学部長
　　　 熊切 和嘉　映画監督
　　　 吉川 邦夫　株式会社NHKエンタープライズ　制作本部　エグゼクティブ・ディレクター

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2017年度の審査の概観

本年度の「京都映画企画市」では、過去応募者へ再応募をお声掛けしました。その結果、スキルアップまたブラッシュアップして再応募した企画者、企画作品が多数みられ、全体としてのクオリティを押し上げた。

同時開催企画

本審査会と同時に、本年度初めて「映画企画個別相談会」を併催し、第一線で活躍する映画プロデューサーを指導者にお迎えし、主に関西在住のクリエーターが映画プロデューサーに直接指導を受けられる機会となりました。

また、昨年度優秀賞作品企画『黒の牛』パイロット版の特別上映も行いました。本作は「釜山国際映画祭併催企画マーケット」へ選出・出品されており、監督の蔦哲一朗氏からご報告をいただきました。本編制作が楽しみです。

開催概要

名　称：「第9回　京都映画企画市　-Kyoto Film Pitching-」
日　時：2017年10月29日（日）14:00～18:00
会　場：京都文化博物館
入場料：無料
主　催：京都府、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
共　催：KYOTO Cross Media Experience 実行委員会
後　援：経済産業省近畿経済産業局
協　力：東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、株式会社東映京都スタジオ、京都文化博物館、
(一社) 日本映画製作者連盟、全国映画教育協議会、(一社) 日本映画テレビプロデューサー協会

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【お問い合わせ先】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)内「京都映画企画市事務局」
E-mail:kyoto.office@vipo.or.jp