VIPOはこのたび、バルセロナで開催されるスペイン最大のマンガフェスティバル「第24回サロン・デル・マンガ」にて、文化庁のメディア芸術海外展開事業運営事務局として「言葉と物と獣」(スペイン語タイトル:「Lenguaje, objetos y bestias」)展を実施します。
「文化庁メディア芸術祭(Japan Media Arts Festival)」の受賞作品を中心に約130点のマンガ原画を展示するほか、映像作品やメディアアートインスタレーション等を展示します。また、『BEASTARS』(秋田書店)作者 板垣巴留氏がトークセッションやサイン会を実施するほか、『進化する恋人たちの社会における高速伝記』作者 畝見達夫氏がパブリックトークを行います。
更に、フェスティバル内で、第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品を中心としたプログラムの上映も行います。
「言葉と物と獣」展について
会 期: 2018年11月1日(木)~11月4日(日)
会 場: Fira Barcelona Montjuïc Hall5 Level1(スペイン・バルセロナ)
主 催: 文化庁
企画ディレクター: 戸田康太(独立行政法人日本芸術文化振興会プログラムオフィサー)
運営事務局: 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
出展作品
『BEASTARS』板垣 巴留
第21回(2018)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞
© itagaki paru (akitashoten) 2017
『ヤスミーン』畑 優以
第20回(2017)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 新人賞
© YUI HATA / shueisha
『ブラックサッド-地獄と沈黙』
フアンホ・ガルニド/原作:フアン・ディアス・カナレス/ 訳:大西 愛子
第18回(2014)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 審査委員会推薦作品
© 2010 Dargaud Guarnido Canales All Rights Reserved.
『INDUSTRIAL JP』 INDUSTRIAL JP
第21回(2018)文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 優秀賞
© 2018 INDUSTRIAL JP
『進化する恋人たちの社会における高速伝記』畝見 達夫/ダニエル・ビシグ
第21回(2018)文化庁メディア芸術祭 アート部門 優秀賞
© 2017 Tatsuo Unemi and Daniel Bisig
『ゴールデンタイム』稲葉 卓也
第17回(2013) 文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞
© ROBOT
『Decorations』宮澤 真理
第18回(2014)文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品
© 2014 Mari Miyazawa / Tokyo University of the Arts All Rights Reserved
『昭和元禄落語心中』雲田 はるこ
第17回(2013)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞
© Haruko Kumota / Kodansha
『5D ARCHIVE DEPT.』香月 浩一
第18回(2014)文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 新人賞
© KBC Video Production Co., Ltd. / Kyushu Asahi Broadcasting Co., Ltd.
『へうげもの』山田 芳裕
第13回(2009)文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞
© Yoshihiro Yamada / Kodansha
関連イベント
トークセッション | 板垣巴留氏(『BEASTARS』)・ Frédéric Toutlemonde氏(『BLACKSAD』日本語版の出版社ユーロマンガの代表)とのトーク |
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日時 | 11月3日(土)12:00~13:30 |
会場 | サロン・デル・マンガ会場 (Fira Barcelona Montjuïc)内 Hall 5 Room 5 |
パブリックトーク | 畝見達夫氏(『進化する恋人たちの社会における高速伝記』)トーク |
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日時 | 11月4日(日)14:30~16:00 |
会場 | サロン・デル・マンガ会場 (Fira Barcelona Montjuïc)内 Hall 5 Room 5 |
サイン会 | 板垣巴留氏(『BEASTARS』) |
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日時 | 11月2日(金)10:30~11:30 |
会場 | サロン・デル・マンガ会場 (Fira Barcelona Montjuïc)内 Hall 5 Room 5 |
1993年東京都出身。武蔵野美術大学映像学科卒。2016年「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)に短期集中連載。『BEAST COMPLEX』掲載。同年9月に同誌で初連載『BEASTARS』開始。
1956年金沢生まれ。人工生命の研究をもとに1993年より進化アートを生み出すソフトウェアの開発と作品の創作に取り組む。2003年より群れ行動シミュレーションを応用したニューメディアアート作品を、Daniel Bisig氏と共同で創作。2006年Vida 9.0でHonorary Mention受賞。作品はARCO(Madrid)にて展示された。 第10回メディア芸術祭優秀賞等を受賞。
上映プログラム
「サロン・デル・マンガ」会期中には、第21回文化庁メディア芸術祭受賞作品等、3プログラムの上映も実施します。
■「第21回文化庁メディア芸術祭 受賞作品上映プログラム」(21st Japan Media Arts Festival Award-winning Program)
第21回文化庁メディア芸術祭アート部門・エンターテインメント部門・アニメーション部門からの受賞11作品で構成されたプログラム。
■「フォーカス・オン・アニメーション」(Focus on Animation Program)
第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の受賞・審査委員会推薦作品選出5作品で構成されたプログラム。
■「村田朋泰 作品特集」(Tomoyasu Murata Program)
文化庁メディア芸術祭受賞作家である村田朋泰氏の作品で構成されたプログラム。
メディア芸術海外展開事業 jmaf-promote.jp
文化庁では、優れたメディア芸術作品を紹介するため、海外のメディア芸術関連のフェスティバル・施設において、文化庁メディア芸術祭の受賞作品を中心とした企画展の開催やパッケージプログラムの上映、専門家によるプレゼンテーション、作家によるワークショップ等を実施しています。企画展では、キュレーターがテーマに基づいた作品選定を行い、現地参加先と共同で展覧会を開催。出展作家は現地に赴き、展示やプレゼンテーション、ワークショップなどを行います。これらの活動を通じて、作家や専門家による現地での交流を促し、国際的な「メディア芸術」への理解と評価向上、文化庁メディア芸術祭の周知と応募促進を行っています。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO: Visual Industry Promotion Organization)www.vipo.or.jp
私たち VIPO(ヴィーポ)は、日本のコンテンツ産業を国際競争力あるものとし、さらには日本経済の活性化に寄与することを目的に、2004年に設立された組織です。関係企業・団体の協力と政府・地方公共団体による政策・施策を有機的に組み合わせ、〈人材育成〉と〈市場開拓〉を柱とした事業を展開しています。ビジネスの可能性を広げるために、業界のジャンルを越えたネットワーキングや人材育成、国内外の市場開拓・整備など、長期的視野に立った活動を行うことで、 コンテンツ産業の振興を支援します。
特定非営利活動法人映像産業振興機構
Tel: 03-3543-7531 担当:内藤・堀内