VIPOは、2018年11月26日(月)、福井健策弁護士法律セミナー 「コンテンツ業界人が知っておきたい『動画制作・ライブイベントに必須の音楽著作権の基礎知識2018』」を開催いたしました。
動画制作やライブイベントでの音楽使用に関連し、音楽著作権への関心は、コンテンツ業界から放送業界に至るまで高まる一方です。今回のセミナーは、2017年に開催し大好評を博した『動画制作・ライブイベントに必須の音楽著作権の基礎知識』に続く、福井健策弁護士による “2018年版”セミナーとなり、当日は、広くエンタテインメント・ビジネスに携わる事業者を中心に60名の方々にご参加いただきました。
「著作権とは?」という基礎事項の確認に始まり、関連した各種権利と音楽著作権ビジネス全体の成り立ちを学習。それらを基に、JASRACの役割と仕組みの基礎について具体例を挙げながら説明いただき、動画制作の注意点を確認しました。
また、活況を呈しているライブ産業・イベントでの音楽著作権に関し、演劇的に演奏する権利「グランドライツ」に対する著作権処理の注意点、替え歌制作についての著作権、さらには音楽教室での教材演奏利用についての著作権を解説いただきました。
講義後の質疑応答では、最近、著作権法関連の話題として頻出する「柔軟な権利制限規定」や、パブリック・ドメイン作品にまつわる事例がトピックとして取り上げられ、それらについて的確な解説をしていただきました。
受講後のアンケートでは、
「著作権・隣接権・原盤権などについて理解を深められた」
「大変わかりやすい解説で、最後まで興味深く聞きました。ぜひまた福井先生のセミナーに参加したい」
など、多くのご意見をいただき、受講者にとって、実務面で直ぐに活かせる内容のセミナーとなりました。
日 時 | 2018年11月26日(月)15:00~17:00 |
---|---|
会 場 | 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールR (東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2F) |
参加費(税込) | VIPO会員:6,000円、一般:8,000円 |
参加人数 | 60名 |
主 催 | 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) |
(講師略歴)1991年 東京大学法学部卒。1993年 弁護士登録(第二東京弁護士会)。米国コロンビア大学法学修士課程修了(セゾン文化財団スカラシップ)、シンガポール国立大学リサーチスカラーなど経て、現在骨董通り法律事務所 代表パートナー。著書に『著作権とは何か』『著作権の世紀』『誰が「知」を独占するのか』(集英社新書)、『「ネットの自由」vs. 著作権』(光文社新書)ほか。国会図書館審議会・内閣府知財本部・エンターテインメント・ロイヤーズ・ネットワークなど委員・理事を務める。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)セミナー事務局
Tel:03-3543-7531 E-mail:seminar@vipo.or.jp