VIPOは、経済産業省「コンテンツ産業新展開強化事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、グローバルマーケットへ向けて積極的に事業展開をしていく国際アニメーション製作プロデューサーの育成を目的に、「アニメーション海外展開サポート ピッチトレーニングプログラム」を2019年1月〜3月に実施しました。
2019年1月~3月(全5回)に実施したピッチトレーニングの参加企業は、国際共同製作への意志や海外展開事業の実現性等を考慮し、以下の5事業者を選定しました。
・株式会社Flying Ship Studio
・株式会社POP-iD
・株式会社ピコナ
・株式会社ドリアン
・日本アニメーション株式会社
第1回目のトレーニングは株式会社Culture Connectの風早氏を講師にむかえ、ピッチングに盛り込むべき情報や、企画の中でアピールすべきポイントはどういった点か、など海外マーケットで企画を売り込む上で重要な要素を学びました。第2回目~5回目の日本映像翻訳アカデミー株式会社による講義では、パブリックスピーチで注意すべき点など、プレゼンテーションの方法を学ぶところから始まり、回を追うごとに、自身の企画のポイントを明確化してピッチ原稿のブラッシュアップを行いました。また、最終的に3月25日に英語でピッチングを行うために、効果的な英語のデリバリングの練習や、Q&Aへの対応方法を学び本番に備えました。
そして3月25日(月)、アニメジャパンのビジネスデーに合わせて、「国際アニメーションプロデューサーピッチトレーニングプログラム参加者による英語ピッチセッション」を東京ビッグサイトで開催しました。60名以上が来場し、トレーニング参加者5名は多くの来場者を前にピッチングを行いました。また、海外から来場したアニメーションプロデューサーから質問およびフィードバックをもらい、ネイティブの英語の聞き取りに苦労しながらも質疑応答に対応しました。
3カ月のトレーニングプログラム終了後に参加者5名に実施したアンケートでは、5名全員がトレーニングプログラムを「有意義だった」と回答、また、国際共同製作に関しては、今まで以上に積極的にチャンスを狙っていけそうであると回答し、今後の海外展開に期待が持てる結果となりました。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
第6事業部
担当:風岡
Tel:03-3543-7531 / E-mail:matching@vipo.or.jp
日本のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツの成長を継続し、発展させていくため、コンテンツの海外展開に向けた市場を拡大するとともに、コンテンツを主軸としたオープン・イノベーションを促進し、関連産業への波及を生み出していくことを目的としたプロジェクト。日本発のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツや先進的なコンテンツ技術に係るビジネスマッチングの機会を提供することにより、日本コンテンツの国際取引活性化や新市場創出を図ります。