VIPOが企画・運営する文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019」は、今年度の製作実地研修に参加する3名の作家を決定いたしました。
今年のワークショップは、例年の15名から20名に参加者を拡大して実施。課題撮影を中心に、その20名から製作実地研修に進む3名を選出。現在は講師の指導により脚本開発を行っています。
製作実地研修では、各制作プロダクションにご協力をいただき、プロのスタッフのもと、35mmフィルム撮影による短編映画の製作を行います。映画の完成は2020年1月。2月から3月にかけて東京他で合評上映会および劇場公開を行う予定です。
・川崎 僚(かわさき りょう) / シナリオ・センター
・島田欣征(しまだ よしゆき)/ デジタルハリウッド大学
・山中瑶子(やまなか ようこ)/ PFF
<製作実地研修>
・ 8月~9月 脚本指導 - プロダクション決定
・10月~1月 撮影 - 仕上げ - 完成
<作品発表>
・2月~3月 合評上映会(東京他)
・3月 劇場公開(東京他)
1958年生まれ。1982年東京大学卒業後、東映株式会社入社。
テレビ企画営業第一部に配属され、数多くのTVドラマをプロデュース。2005年(映画)企画製作部に異動し映画をプロデュース。2010年企画製作部長。2012年東映衛星放送株式会社代表取締役社長(現任)。主な作品は、TV『相棒』、『はみだし刑事 情熱系』、土曜ワイド『西村京太郎トラベルミステリー』、WOWOW版『月はどっちに出ている』、映画『相棒 -劇場版-』、『相棒 -劇場版II-』、『鑑識米沢守の事件簿』、『相棒シリーズ X-DAY』、『アキハバラ@DEEP』、『さまよう刃』、『苦役列車』など。
1986年大分県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。シナリオライターとして映画・ドラマの企画開発に携わる傍ら、ニューシネマワークショップにて映画製作を学ぶ。その後『笑女クラブ』『彼女のひまわり』等の短編映画を製作し、数々の国内映画祭に参加。2018年に初長編映画『wasted eggs』を監督し、「タリン・ブラックナイツ映画祭」にて正式招待、イタリアの「レッジョ・エミリア アジア映画祭」でも上映された。
1986年東京都生まれ。大学時代に撮影、3DCGを専攻。イギリス留学中にファインアート、写真、VFX、グラフィックを学ぶ。CG会社、デザイン会社を数社経て2013年に独立。監督として広告映像やMVを企画・演出、CGデザイナーとしても映画やCMの制作に携わる。初監督作品の短編映画『宵の棒鱈』(2016)が海外や国内の映画祭に選出・招待上映。
1997年長野県生まれ。日本大学芸術学部中退。独学で制作した初監督作品『あみこ』が「PFFアワード2017」に入選する。翌年の「ベルリン国際映画祭」にて史上最年少で招待され、香港、NYはじめ10カ国以上で上映される。2018年9月にポレポレ東中野で劇場公開された際には1週間で1,200名近くを動員し、同館のレイトショー動員新記録を打ち立てた。監督作に、オムニバス映画『21世紀の女の子』(2019)にて『回転てん子とどりーむ母ちゃん』。
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優れた若手映画作家を公募し、本格的な映像制作技術と作家性を磨くために必要な知識や技術を継承するためのワークショップや製作実地研修を実施すると同時に、作品発表の場を提供することで、次代を担う長編映画監督の発掘と育成を目指しています。
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