4年目を迎えた「映画プロデューサー養成講座 基礎編」。今回は、11月20日・21日の2日間の日程で開催しました(前回までは4日間に分けて開催)。講師は早稲田大学名誉教授の安藤紘平氏。受講者は、映画・放送・アニメなど映像コンテンツのプロデュース・企画の実務に関わる方の他、「プロデューサー」職に興味がある映画以外のコンテンツ業界(放送、アニメ業界等)の方が受講されました。
2日目の後半では、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督をゲスト講師に迎え、映画監督であると同時にプロデューサーとしても奔走した作品について、現場のエピソードなど交えて講義いただきました。
また最終日の講義終了後に開催された懇親会では、安藤先生、上田監督と受講者による活発な意見交換と交流が行われました。終了後のアンケートでは、受講者のみなさまから「有益」で「満足度の高い」セミナーとのご回答をいただきました。
●1日目:11月20日(水) 10:00~17:00(受付開始9:30~)
・プロデューサーの役割、企画の立て方・書き方
・脚本の書き方・読み方、魅力ある台詞とは、映画のオープニングとエンディング
・キャラクターの創造
●2日目:11月21日(木) 10:00~17:00(受付開始9:30~)
・脚本の分析とプロデューサーの意図
・制作予算について、これからのデジタル技術
・資金の回収・返済・分配
・16:00~上田監督ご登壇 映画製作の実際
・17:00~懇親会[安藤講師と上田監督を交えて]
・映像(ドラマ)制作にすぐに活用できるものばかりで今後の業務におおいに役立つと思いました。もっと早く受講すればよかったです。
・よく分析された活きた情報だったのでとても勉強になりました。
・脚本の読み込みまで教えていただきましたが、アニメ制作でも活かせる内容でした。
・プロデューサー業の細かいところまで教えていただけて良かったです。
受講対象者 | 将来の映画産業を担うプロデューサー/コンテンツ業界でプロデューサー志望の人 |
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参加費 | 一般40,000円(税込)/ VIPO会員20,000円(税込) |
受講者 | 16名 |
会 場 | 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)ホールL/R 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル2階 |
1944年生まれ。1968年、早稲田大学理工学部卒業。同年TBS入社、事業局・メディア推進局局次長などを経て、2004年退職。2003年、早稲田大学客員教授を経て、2004年から早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。日本映画監督協会国際委員。大学在学中から劇団天井桟敷に所属、映像作家として活動。1969年、電子映像を使った日本初のフィルム『オー・マイ・マザー』でオーバーハウゼン国際短編映画祭入選、同作品は米国ゲッティ美術館、横浜美術館などに収蔵。1994年、ハイビジョン撮影を35ミリフィルムに変換した『アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる』で、ハワイ国際映画祭銀賞特別賞、国際エレクトロニックシネマフェスティバル・アストロラビウム賞を受賞。その他、作品、受賞歴多数。デジタル、ハイビジョンに先鞭をつけた映画作家として世界的に著名であり、2001年にはパリで安藤紘平回顧展が開催された。ほか『息子達』『フェルメールの囁き』がある。
1984年、滋賀県出身。中学生の頃から自主映画を撮りはじめ、高校卒業後も独学で映画を学ぶ。2009年、映画製作団体PANPOKOPINA(パンポコピーナ)を結成。
『お米とおっぱい。』『恋する小説家』『テイク8』等8本の映画を監督し、国内外の映画祭で20のグランプリを含む46冠を獲得する。2017年、初の劇場用長編『カメラを止めるな!』が2館から350館へ拡大する異例の大ヒットを記録。
3人共同監督作の『イソップの思うツボ』が2019年8月16日に公開、そして劇場用長編第2弾となる『スペシャルアクターズ』が2019年10月18日から公開。