トライベッカ映画祭審査員特別賞受賞、福永壮志監督に聞く!
「日本人監督が世界の共感を得るためになすべきことは何か!」(オンライン/無料)
文化庁委託「令和2年度日本映画海外展開強化事業」オンライン実践研修連携
VIPO(ヴィーポ)は、文化庁より「令和2年度日本映画海外展開強化事業」を受託しました。本事業におきましては、日本映画を海外で上映・紹介するだけでなく、日本の映画・映像クリエイター向けに米国の映画界のプロフェッショナルによる実践研修も実施いたします。
今回は、連携企画として、実践研修のアドバイザーでもある福永壮志監督をお招きして、9月18日(金)にオンラインセミナーを開催いたします。
©AINU MOSIR LLC/Booster Project
福永監督は、ニューヨークで制作した監督作『リベリアの白い血』(日本公開2017)が世界で高い評価を受け、2020年10月17日に日本公開する最新作『アイヌモシリ』(AINU MOSIR)が、日本人として初めて第19回「トライベッカ映画祭」(※)審査員特別賞を受賞するなど、現在、欧米で注目を集める数少ない日本人映画監督の一人です。
本セミナーでは、ニューヨークで映像制作を学び、「カンヌ国際映画祭」のシネフォンダシオン・レジデンスやNHKサンダンス脚本ワークショップ等にも参加、世界各地から集まる若手監督との交流経験もある福永監督に、日本のクリエイターが日本国内だけでなく、世界市場も視野に入れた作品作りをする上で、求められる視点、企画などを中心にお話を聞いていきます。
また、『アイヌモシリ』(AINU MOSIR)の日米のプロデューサーにもご登壇いただき、本作品を制作するに至った経緯、トライベッカ映画祭で評価された要因、日米の映画企画制作の違いなどについて語っていただきます。
※トライベッカ映画祭 tribecafilm.com
アメリカ同時多発テロからの復興を願い、2002年にロバート・デ・ニーロらによって設立。サンダンス映画祭、SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)映画祭と並ぶ、北米を代表するインディペンデント映画祭。第19回トライベッカ映画祭は、2020年4月15~26日(現地時間)にオンラインにて開催された。
開催概要
日 時 |
2020年9月18日(金) 14:00~16:00 ※講演+質疑応答 |
会 場 |
オンラインで(Zoomを予定)の開催になりますので、ご自身で受講できる環境を整えてくださいますようお願い申し上げます。お申込いただいた後、運営よりメールにて「ライブ視聴」のお知らせをいたします。
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受講対象者 |
- 映画監督、映像クリエイター
- 映画・映像関連会社のプロデューサー、またはプロデュース業務に関わる方
- エンタメ企業でプロデュース・クリエイティブに関わる方
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定 員 |
100名(事前予約制) |
受講料 |
無料(定員に達し次第、申込終了)
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講 師 |
- 映画監督 福永壮志氏
- プロデューサー 三宅はるえ氏
- プロデューサー エリック・ニアリ氏
- 聞き手:安藤紘平先生
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申込期限 |
9月15日(火)まで(定員に達し次第、申込終了) |
お申込の受付は「Peatix」のみとなります。参加のご希望は「Peatix」のご登録をお願いいたします。
講師プロフィール(敬称略)
福永壮志 映画監督
北海道出身。2003年に渡米、映像制作を学ぶ。ニューヨークを拠点に活動後、2019年に東京に拠点を移す。初長編映画『リベリアの白い血』(原題:Out of My Hand)は、2015年にベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品され、ロサンゼルス映画祭メインコンペティション部門で最優秀作品賞を受賞、サンディエゴ・アジアン・アメリカン映画祭で新人監督賞を受賞する。その後同作は、映画監督エイヴァ・デュヴァーネイの配給会社ARRAYによりアメリカで劇場公開され、2016年にインディペンデント・スピリットアワードのジョン・カサヴェテス賞にノミネートする。日本では2017年に劇場公開。長編映画二作目の『アイヌモシリ』は、カンヌ国際映画祭主催のシネフォンダシオン・レジデンシーに選出され、2020年にトライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門にて審査員特別賞を受賞する。アメリカの
The Gersh Agencyと、イギリスの
42 Management and Productionに監督/脚本家として所属。
◆福永壮志公式サイト
takeshifukunaga.com
◆最新作
『アイヌモシリ』(AINU MOSIR)公式サイト(2020年10月17公開)
三宅 はるえ プロデューサー
大阪府出身。筑波大学国際総合学類卒業。株式会社ブースタープロジェクト所属。
映画『LOVE MY LIFE』(2006年/川野浩司監督)以降、国内外を問わず人間に焦点をあてた作品のプロデュースを手がける。
近年の主な作品に『イン・ザ・ヒーロー』(2014/武正晴監督)、『最後の命』(2014/松本准平監督)、『at Home アットホーム』(2015/蝶野博監督)、『世界は今日から君のもの』(2017/尾崎将也監督)、ベルギー/フランス/カナダ合作映画『Le Cœur régulier(邦題:KOKORO)』(2017/Vanja d’Alcantara監督)、『あの日のオルガン』(2019/平松恵美子監督)、『王様になれ』(2019/オクイシュージ監督)、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』(2019/平山秀幸監督)など。公開待機作に『樹海村』(2021/清水崇監督)ほか。
エリック・ニアリ プロデューサー
米シネリック社の代表取締役、およびシネリック・クリエイティブ社長。新作劇映画、ドキュメンタリー、4K修復プロジェクトを多数企画・プロデュース。
NYで育ちノースウェスタン大学で経済学を学んだ後、JETプログラム参加のため来日。慶応義塾大学で日本語を学ぶ。
その後、KADOKAWAとマーティン・スコセッシ監督の財団と溝口健二監督、小津安二郎監督作品等の4K修復プロジェクトを手がける。
近年の主なプロデュース作品は、イラン巨匠監督、アミール・ナデリと西島秀俊主演『CUT』(2012)、イタリア時代劇『Monte(山)』(2016)、『Ryuichi Sakamoto: CODA』(2017)、『RYUICHI SAKAMOTO: async AT THE PARK ARMORY』(2018)、「甲子園:フィールド・オブ・ドリームス」(2019)等
安藤紘平 映画監督・早稲田大学名誉教授
1944年生まれ。1968年、早稲田大学理工学部卒業。大学在学中から劇団「天井桟敷」に所属、映像作家として活動。同年TBS入社、事業局・メディア推進局局次長などを歴任。
2004年、TBSを退職後、早稲田大学大学院国際情報通信研究科教授。
1969年、電子映像を使った日本初のフィルム『オー・マイ・マザー』で「オーバーハウゼン国際短編映画祭」入選、同作品は米国ゲッティ美術館、横浜美術館などに収蔵。
1973年、『息子達』でフランスの「トノンレバン国際映画祭」グランプリを受賞。
1978年、『通り過ぎる電車のように』ゲッティ美術館など国内外美術館に収蔵。
1994年、ハイビジョン撮影を35ミリフィルムに変換した『アインシュタインは黄昏の向こうからやってくる』で、「ハワイ国際映画祭」銀賞特別賞、「国際エレクトロニック・シネマ・フェスティバル」アストロラビウム賞を受賞。
1998年、『フェルメールの囁き』で「モントルー国際映像祭」グランプリを受賞。その他、作品、受賞歴多数。デジタル、ハイビジョンに先鞭をつけた映画作家として世界的に著名であり、2001年にはパリで安藤紘平回顧展が開催された。
日本映画監督協会国際委員。東京国際映画祭プログラミングアドバイザー
主 催
文化庁、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
お申込の受付は「Peatix」のみとなります。参加のご希望は「Peatix」のご登録をお願いいたします。
お問い合わせ
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
セミナー事務局
E-mail:seminar@vipo.or.jp
※お問い合わせの際は、件名に「福永監督セミナー」とご明記ください。
※弊機構では、リモートワークを基本とした時差出勤との併用により、感染防止対策を行いながら業務を進めることを基本としております。お問い合わせはメールにてお願い申し上げます。
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