VIPO(ヴィーポ)が京都府と主催しております、第12回「京都映画企画市 2020」の企画コンテストが11月8日(日)に京都みなみ会館にて開催され、審査の結果、優秀映画企画が決定いたしました。
【企画名】『水虎』(すいこ)
【企画者】金子 雅和(かねこまさかず)/監督
【ストーリー】
19世紀末。日本画家の露銀は、最良の岩絵具を求め全国を旅する中、山間の村で塩商人の男の命を助ける。大きな荷を背負い塩屋としか名乗らない男は、山奥の水辺で出会った絶世の美女を探し続けていると語る。その女を一目見て描きたいと思う露銀は、開発が進む鉱山地で塩屋と再会する…。激動の時代を生き抜く男女の寓話。
【評 価】
「実現度の高い企画が多く、活発な議論が行われました。その中でも監督のメッセージが明確であり、作品の世界も含めて実現可能な企画である点が高く評価され、選ばれました。山の人の協力を得てぜひ企画実現に向けて頑張って欲しいと思っています。」
【受賞者の言葉】
「京都府出身の日本画家三橋節子さんの絵に興味を持っており、それを映画にできないかとずっと考えていました。様々な経緯を経て企画になり、今回ここで賞を頂けて嬉しいです。企画を実現できるように頑張りますので今後ともよろしくお願いいたします。」
【評価者】※順不同・敬称略
・掛尾 良夫(城西国際大学メディア学部招聘教授・学部長)
・大友 啓史(監督)
・福島 聡司(プロデューサー)
【権利付与】
350万円相当のパイロット版映像(短編)制作の権利/京都太秦の撮影所協力(予定)
映画・映像制作者(監督、プロデューサー等)を対象とした企画コンテスト。時代劇の拠点としての京都の優位性を生かし、映画・映像クリエイターが世に出ていく仕組みを構築することを目的として実施しています。「日本で唯一、メジャースタジオで自分の作品企画を映像化できるコンテスト」として、映画・映像制作者のみなさまの企画実現に向けたきっかけづくりや第一歩をサポートしてまいります。
主 催:京都府、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
共 催:KYOTO Cross Media Experience 実行委員会
後 援:経済産業省近畿経済産業局
協 力:東映株式会社京都撮影所、株式会社松竹撮影所、株式会社東映京都スタジオ、京都府京都文化博物館、(一社)日本映画製作者連盟、全国映画教育協議会、(一社)日本映画テレビプロデューサー協会
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部 担当:嵐、村川
E-mail: kyoto.office@vipo.or.jp
※弊機構では、リモートワークを基本とした時差出勤との併用により、感染防止対策を行いながら業務を進めることを基本としてまいります。