VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省「令和2年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、2020年12月4日(金)に、オンラインセミナー「ハリウッド映画音楽監督に学ぶ!映像&音楽のシンクロビジネスの現状とライセンス攻略法」を開催いたしました。
本セミナーでは、ハリウッドで活躍するミュージックスーパーバイザーの組合GMS(Guild of Music Supervisors)から、ジョナサン・マクヒュー氏とジョエル・C・ハイ氏の2名を登壇者に迎え、米国映画・TV・ゲームや広告に使用される劇伴・音楽ライセンスのビジネス、映像における音楽の効果的な売り込み方法、サブスクリプション・メディアの拡大におけるシンクロの最新事情などについて解説。ミュージックスーパーバイザーが担う業務の内容や必要とされるスキルといった概要から、実際に米国において映画やTVドラマなどの映像コンテンツに音楽を売り込む上で心がけるべきことや効果的な売り込み方について、モデレーターの質問に登壇者2名が答えるパネルディスカッション形式で語られました。
実際にミュージックスーパーバイザーとして現役で活躍する2名の講義は、日本の楽曲・アーティストの海外コンテンツへの展開を目指す参加者にとって、米国における音楽シンクロビジネスについて情報を得る貴重な機会となりました。
参加者は125名。終了後のアンケートでは、回答者の80%以上が登壇者の講義を「有意義であった」と回答。また、すでに自社の楽曲やアーティストが海外コンテンツに使用されたことがある方が18%に留まっている中、「今後ハリウッドにおけるミュージックスーパーバイザーの仕事内容を学ぶワークショップやネットワーキング等の機会がある場合、参加を希望しますか?」という質問には、70%以上が参加したいと回答。今後の日本の音楽・アーティストの海外展開の可能性へ期待できる結果となりました。
【主 催】経済産業省、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
【協 力】一般財団法人日本音楽産業・文化振興財団(JMCE)
日本のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツの成長を継続し、発展させていくため、コンテンツの海外展開に向けた市場を拡大するとともに、コンテンツを主軸としたオープン・イノベーションを促進し、関連産業への波及を生み出していくことを目的としたプロジェクト。日本発のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツや先進的なコンテンツ技術に係るビジネスマッチングの機会を提供することにより、日本コンテンツの国際取引活性化や新市場創出を図ります。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部
担当:風岡
Tel:03-3543-7531 / E-mail:matching@vipo.or.jp