VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省「令和2年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、2020年11月16日(月)から11月27日(金)に開催されたアニメーション企画ピッチイベント「Asian Animation Summit (AAS) 」において、日本企業4社のピッチング参加を支援いたしました。
※今年の「Asian Animation Summit (AAS) 」は、新型コロナウィルスの影響によりオンラインにて開催。
◆参加企業および作品
・株式会社 ABCアニメーション:「どっちが強い」
・東映アニメーション株式会社:「すいぞくかんのぺイコン!」
・株式会社Flying Ship Studio:「TRASH MAN」
・マーザ・アニメーションプラネット株式会社:「I.F.」
※五十音順
参加した上記4社のプロデューサー には、本番のピッチングにおいて世界に向け、より魅力的な作品紹介ができるよう、今回はオートラリア在住の専属メンターから複数回にわたり、直接メンタリングセッションを受けていただきました。 メンタリングセッションでは、対象年齢や作品背景設定の重要性など、多角的な方面から様々な意見を受け、参加者それぞれが本番に向けた準備を重ねていきました。
本番のオンラインピッチングでは、作品紹介の後、3-5名のVIPバイヤーから直接コメントやフィードバックを受け、より現実的で魅力的な作品アピールへと繋がりました。また、AASオンラインイベント開催中は、参加者が各国の複数のVIPバイヤーに向けてプレゼンテーション をおこなえる「Quick Connection」も提供されました。
各社のピッチング映像は、イベント終了後も12月11日(金)までAASオンラインサイト上でアーカイブ配信され、「Quick Connection」でのミーティングも含めて、多くのビジネスマッチングの機会が創出されました。
参加者からのアンケートにおいても、メンタリングセッションでのアドバイスが実際のピッチングの場において非常に役に立ったとの回答をいただきました。また、他のマーケットとは違った経験ができる、学ぶことができるマーケットなので、是非、同僚や知人に勧めたいとの好意的な意見をいただきました。
Asian Animation Summitとは
今年9回目を数える、アジア・オセアニア地域で最も本格的なアニメーションのピッチイベント。ピッチされた企画のうち、約50%が資金調達や放送のパートナーを見つけるという実績を誇る。リアル開催であれば、通常3日間に渡り、アジア・オセアニア地域からだけでなく欧米からも集まる約250名のプロデューサーや出資者が、アジア・オセアニア各国のプレゼンターによるTVや配信向けアニメーションの企画ピッチを、今後の共同製作や出資の相手として適しているかどうか見極める場となっている。本年度は、オンライン開催となっている。
日本のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツの成長を継続し、発展させていくため、コンテンツの海外展開に向けた市場を拡大するとともに、コンテンツを主軸としたオープン・イノベーションを促進し、関連産業への波及を生み出していくことを目的としたプロジェクト。日本発のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツや先進的なコンテンツ技術に係るビジネスマッチングの機会を提供することにより、日本コンテンツの国際取引活性化や新市場創出を図ります。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部:土田、風岡、山崎
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