VIPO(ヴィーポ)は、文化庁「令和2年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」の一環として、2021年3月2日(火)にオンラインにて「全国映画資料アーカイブサミット2021」を開催いたしました。本サミットは、映画資料の保存/活用のための基本知識をテーマに、映画資料の理解を深めることを目的に、前回に続きオンラインにて実施。多くの方にご参加いただきました。
日 時 | 2021年3月2日(火)10:00〜18:00 |
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場 所 | Zoomを用いたライブ配信(主会場VIPO会議室R) |
参加者 | 約200名 |
参加費 | 無料 |
構 成 | 第1~4部セミナー、第5部シンポジウム |
文化庁参事官(芸術文化担当)付 芸術文化調査官 戸田 桂氏
講 師:元松竹株式会社 宣伝部長 幸田順平氏
聞き手:国立映画アーカイブ 主任研究員 岡田秀則氏
1)1970~80年台の日本映画業界と当時制作された宣材物について
2)寅さんシリーズ他山田洋次監督作品について
3)『砂の器』、『利休』、『蒲田行進曲』等について
講 師:公益財団法人川喜多記念映画文化財団(鎌倉市川喜多映画記念館専任担当) 増谷文良氏
1)鎌倉と映画
2)鎌倉市川喜多映画記念館の運営
3)企画展について
4)展示資料について
5)展示構成のコンセプト
6)展示内容について(種類、方法、イラストレーターとの連携等)
7)入場者数・アンケート、今後の課題
講 師:株式会社アイ・ティー・ワン 代表取締役社長 野久尾智明氏
聞き手:槙田寿文(VIPO)
1)デジタルアーカイブと展示
2)デジタル展示の基本方針、コンセプト
4)システム改良の推移と今後の展望
講 師:骨董通り法律事務所 弁護士(日本・ニューヨーク州) 福井健策氏
1)アーカイブ化と権利の壁
2)著作権の保護期間
3)著作権の最新動向
4)所在情報サービスの最新動向
5)映像アーカイブ固有の壁
6)肖像権の権利処理の考え方、ガイドライン
モデレーター:国立映画アーカイブ 主任研究員 岡田秀則氏
パネリスト:
・東映京都スタジオ 特別顧問 山口記弘氏
・調布市立中央図書館 調査支援係主任 須川綾子氏
1)各館の現状共有
2)ネットワークの考え方、広げるための具体的取り組み
3)資料公開(現物展示、現物閲覧、Web)、データベース、デジタル化、学術利用に向けた取り組みと課題
4)資料受け入れ体制、カタロギングの課題解決に向けて
担当:槙田寿文(VIPO)
1)調布地区調査
2)全国映画資料館録2020
3)映画資料所在地情報検索システム(JFROL)
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
令和2年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業事務局
E-mail: nonfilm.archive@vipo.or.jp