VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省「令和3年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、2021年4月27日(火)に、映画プロデューサー渡邉一孝氏によるトークセッション「国際共同製作における企画発案から完成まで」(無料)を開催いたしました。(※下部にアーカイブ映像掲載)
セミナーには、映画プロデューサーの渡邉一孝氏のほか、渡邉氏の最新プロデュース作品『海辺の彼女たち』(2020/日越共同製作)の監督である藤元明緒氏、ベトナム側共同プロデューサーのジョシュ・レヴィ氏とヌエン・ル・ハン氏が登壇。日米で活躍する映画プロデューサーのエリック・ニアリ氏によるモデレーションのもと、登壇者には新作の企画開発から映画完成までの道のりを語っていただきました。
渡邉氏は最新作の企画開発段階で活用したJ-LOD(2)*の補助金や、昨年度の「Berlinale Co-Production Market」(BCPM)ビジターズプログラムでの参加経験についても触れ、そこで得た新たな視点や課題にも言及しました。また、ベトナム側共同プロデューサーのレヴィ氏とハン氏には、日本とベトナムの共同製作におけるチャレンジや、パートナー選びで大切にしている点についてざっくばらんに話していただきました。
本セミナーには、国際共同製作を目指すプロデューサーなど、映像制作にかかわる方々を中心に81名が参加。セミナー後のアンケートでは、88.5%が有益だったと回答。来年度BCPM参加に関しては80.7%が「ぜひ参加したい」または「参加を検討したい」と回答するなど、BCPMへの関心を高めるセミナーとなりました。
「具体的な事例であるため、リアル。自分の立場から遠すぎない話であった。」
「海外パートナーとの信頼関係の築き方やコネクションの広げ方、安心してやるための注意点、パイロット版の意味など、実体験に基づくお話を聞けた」
*コンテンツグローバル需要創出促進・基盤整備事業費補助金(J-LOD)
(2)海外向けコンテンツ製作に資する資金調達・人材育成を行う事業の支援
海外展開を目指すコンテンツの本格的な制作に必要な資金調達のための試作映像等の企画・開発を行う事業に係る費用について、その費用負担を軽減するため、当該事業を主体となって実施する企業・団体に必要経費の一部を補助。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部:宋、山﨑
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