VIPO(ヴィーポ)が、京都府と主催する「第13回京都映画企画市」の映画企画コンテストが11月7日(日)にオンラインにて開催され、7つの企画プレゼンテーションを行いました。その審査の結果、優秀映画企画が決定いたしました。同企画は、今年度内に京都太秦でパイロット版制作に入り完成させる予定です。
【企画名】
『幕末陰陽師・花 ~The Last Exorcist~』
(ばくまつおんみょうじ・はな ざ らすと えくそしすと)
【企画者】
谷口 広樹(たにぐち ひろき)/プロデューサー
平安時代以降、陰陽師は次第に衰退していった。そして、江戸末期、彼らは幕末の混乱に乗じて復活の機会を狙っていた。そんな中、安部晴明の末裔である花は、帝を守るため、悪鬼土公や幕府側についた陰陽師たちと戦うこととなる。しかし、花の活躍にも関わらず、明治の世になると陰陽師は廃止されてしまう。女ゆえに正規の陰陽師になれない花が、混迷の時代の中で見つけた真の陰陽道とは!
「どの企画もバラエティーに富んだレベルの高いものでしたが、オンライン開催は対面式より自分の想いを伝えることが難しかったと思いました。本企画は、非常にコンセプトがしっかりして素晴らしく、内容も含めて実現性の高い企画でした。他のファイナリストへは、昔立てた企画が今になって動き始めるなどチャンスはいつ突然来るか分からないので、自分の作品をセールスしてくれるプロデューサーを見つけるなど可能性を信じて頑張ってほしいです。」
「コロナ禍がなければ他のファイナリストの方と直接お話して交流したいと思っていました。エンターテインメントを作っていく中で、ぜひみなさまも引き続き、僕も含めて世に作品を出せるように続けて、途中で諦めないでやっていければと思います。」
・掛尾 良夫(田辺・弁慶映画祭プログラム・ディレクター、フィルミネーション株式会社 エグゼクティブ・アドバイザー)
・橋本 一(監督)
・湊谷 恭史(プロデューサー)
※順不同・敬称略
評価者のプロフィール詳細はこちら
【主 催】京都府、特定非営利活動法人映像産業振興機構
【共 催】KYOTO Cross Media Experience実行委員会
映画・映像制作者(監督、プロデューサー等)を対象とした企画コンテスト。時代劇の拠点としての京都の優位性を生かし、映画・映像クリエイターが世に出ていく仕組みを構築することを目的として実施しています。「日本で唯一、メジャースタジオで自分の作品企画を映像化できるコンテスト」として、映画・映像制作者のみなさまの企画実現に向けたきっかけづくりや第一歩をサポートしてまいります。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部 担当:嵐、村川
E-mail: kyoto.office@vipo.or.jp