VIPO(ヴィーポ)は、文化庁より受託している「令和3年度アーカイブ中核拠点形成モデル事業(撮影所等における映画関連の非フィルム資料)」の一環として、「映画のまち調布シネマフェスティバル2022」と提携し、映画資料の展示「調布地区にて発見された映画資料でみる映画のスタッフワーク」(無料)を開催いたします。
1933年に日本映画株式会社の多摩川撮影所が開設されてから撮影所ならびに映画制作関連会社が集積し、現在も多数の映画・映像関連企業が存在する調布地区において、令和2、3年度に行った実地調査の中で貴重な映画資料が発見されましたので、この度、本展にて展示する運びとなりました。
本展は、録音技師・須田武雄、編集技師・鈴木 晄、美術監督・菊川芳江らが残した制作資料と調布市内の映画関連会社および図書館・博物館が所蔵する映画資料によって構成。
・小津安二郎監督『浮草』撮影台本
・稲垣浩監督『旅はそよ風』コンテ台本
・林海象監督『CAT’S EYE』美術セット図面
等の書き込み資料およびその他ポストプロダクション資料等によって映画のスタッフワークを紹介いたします。
また、デジタルアーカイブの活用実践として、令和2、3年度にデジタル化した松竹・東映のプレス資料とポスターのデジタル展示も実施いたします。
名 称 | 令和3年度文化庁委託事業「アーカイブ中核拠点形成モデル事業」展示 「調布地区にて発見された映画資料でみる映画のスタッフワーク」 |
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日 時 | 2月26日(土)~3月6日(日) 10:00~19:00 |
会 場 | 調布市文化会館たづくり 北ギャラリー |
料 金 | 入場無料 |
主 催 | 文化庁 |
運 営 | 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) |
協 力 | 株式会社東映京都スタジオ、株式会社アイ・ティー・ワン |
本事業では、映画資料のアーカイブ化推進において中核となる大学や所蔵館、機関等を拠点化し、一定期間集中的に事業に取り組むことによって、当該拠点を中心としたアーカイブ整備を効率的かつ効果的に促進することを目的としています。
映画資料を対象に、歴史的・文化的価値のある貴重な文化関係資料が散逸・消失することがないようアーカイブ構築に向けた資料の保存及び活用の仕組みづくりについて調査研究等を行うとともに、中核拠点のアーカイブネットワーク化、分野全体のアーカイブ共同利用を推進しています。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部:嵐・佐藤
Tel:03-3543-7531 e-mail:nonfilm.archive@vipo.or.jp