VIPO（ヴィーポ）は、文化庁からの委託を受け、「令和4年度メディア芸術海外展開事業」の一環として、今月12/8より行われる「第28回マンガバルセロナ」において、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門にて優秀賞を受賞した『ダーウィン事変』（うめざわしゅん／講談社）の作品展示のほか、うめざわ先生によるマスタークラス、Q＆Aセッションを実施いたします。(オンラインで登壇)。また、当事業で制作した2つのアニメーション・プログラムの上映も決定いたしました。

　毎年スペイン・バルセロナで開催される「マンガバルセロナ」は、マンガを通して日本の文化を紹介するスペイン最大のマンガフェスティバルです。会場内ではマンガやグッズの販売、アニソンライブ、コスプレの他、着付け、華道、書道、囲碁、将棋、チャンバラ、日本食屋台、クッキングスクール、日本語教室など様々な日本文化が紹介されています。
 
　第28回目となる今年は、会期を10月末から12月上旬へ、また、会場をフィラ バルセロナ グラン ヴィアに変え、さらに規模を拡大しての開催となります。世界的なパンデミックの影響により、当事業では、過去2年間はオンラインでの参加でしたが、今年は3年ぶりに現地にて出展いたします。
 
 

第28回 マンガバルセロナ開催概要

日　程：2022年12月8日（木）～11日（日）
会　場：フィラ バルセロナ グラン ヴィア（スペイン・バルセロナ）
マンガバルセロナ公式サイト：https://www.manga-barcelona.com/en/home.cfm（英語）
 
 

出展作品

©Shun Umezawa / KODANSHA LTD.

■『ダーウィン事変』／講談社
　（第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞）
作家名：うめざわしゅん
うめざわしゅん作品詳細ページ（英語）https://jmaf-promote.jp/en/creators_file/manga/2022/umezawashun/
 
作品概要：
テロ組織「動物解放同盟（ALA）」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」チャーリーだった。チャーリーは人間の両親のもとで15年育てられ、高校に入学することに。そこで、頭脳明晰だが「陰キャ」と揶揄されるルーシーと出会う。チャーリーの両親は彼が平穏な高校生活を送ることを願うが、活動を激化するALAはチャーリーをテロ活動に巻き込もうと画策し始める。
「テロ」「炎上」「差別」……ヒトが抱える問題に、「ヒト以外」のチャーリーが、ルーシーとともに向き合うヒューマン＆ノン・ヒューマンドラマ。
 
 

イベント

■Q&Aセッション
・開催日時：12月10日（土）11:00 – 12:00（CET）
・登 壇 者：うめざわしゅん（『ダーウィン事変』作者）※オンライン登壇
・モデレーター：マルク・ベルナベ（翻訳家、通訳、マンガ研究家）
 
■マスタークラス
・開催日時：12月11日（日）12:30 – 13:30（CET）

・モデレーター：マルク・ベルナベ（翻訳家、通訳、マンガ研究家）
 
 

プログラム上映

■「第25回文化庁メディア芸術祭受賞作品集」
https://jmaf-promote.jp/screening_program/25th-japan-media-arts-festival-award-winning-program/
上映日時：12月9日（金）14:15‐15:30（CET）
会　　場：Auditorium
 
■「メディア芸術祭受賞作品　幸洋子特集」
https://jmaf-promote.jp/screening_program/japan-media-arts-festival-special-program-featuring-yuki-yoko/
上映日時：12月10日（土）14:15‐15:30（CET）
会　　場：Auditorium
 
◉主　催：文化庁メディア芸術海外展開事業
◉企画アドバイザー：マルク・ベルナベ（翻訳家、通訳、マンガ研究家）
◉運　営：特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）
◉詳　細（公式HP）：https://jmaf-promote.jp/festival/manga-barcelona-2022/

お問い合わせ

特定非営利活動法人映像産業振興機構（VIPO）
メディア芸術海外展開事業
映像事業部：長澤、田吹
e-mail: jmaf@vipo.or.jp