VIPO(ヴィーポ)とJLPP事務局は、文化庁「令和4年度日本書籍翻訳・普及事業」の一環として、JLPP翻訳コンクールを実施しています。この度、第7回コンクールの受賞者が決定しましたので、お知らせいたします。
今回は、①英語部門と、②フランス語部門を合わせ、過去最多の373名の応募者の中から、両部門それぞれ最優秀賞1名、優秀賞2名が選出されました。
今後、コンクール受賞者をはじめ、日本の文芸作品の翻訳に取り組まれる方々が、優れた翻訳家として世界で活躍され、日本の文芸作品が世界で一層広まっていくことを期待します。
また、コンクールを記念し、日本の文芸作品の翻訳や海外での発信をテーマとするシンポジウムをオンラインで開催しますので、併せてお知らせいたします。
課題作品:①小説部門(川上弘美著『夏休み』)
②評論・エッセイ部門(保坂和志著『言葉の外へ——文庫まえがき』)
応募人数:英語部門 256名 フランス語部門 117名
<英語部門>
最優秀賞(1名)
カミール・スパイチャルスキ(オーストラリア)
優秀賞(2名)
ダグラス・ヤーン(スウェーデン)
キャサリン・レベッカ・マー(ニュージーランド)
<フランス語部門>
最優秀賞(1名)
アケレール樹里(フランス/日本)
優秀賞(2名)
ハラルド・ウェンドラー(スイス)
ジェラルディンヌ・ウダ(フランス)
受賞者が翻訳した作品および審査員講評は、JLPP事務局ホームページをご確認ください。
https://www.jlpp.go.jp/competition7/index.html
日時: 2023年2月26日(日)14:00~配信開始
方式: オンライン開催(YouTube配信) ※アーカイブ視聴可能
言語: 日本語、英語/フランス語 通訳あり
配信等の詳細は、JLPP事務局ホームページをご確認ください。
https://www.jlpp.go.jp/bungakudays2023_s/index.html
(1)第7回翻訳コンクール受賞者の紹介(30分)
(2)記念シンポジウム
テーマ「翻訳家にとって作品との出会いとは」
【セッション①】英語部門(40分)
【セッション②】フランス語部門(40分)
テーマ「世界が注目する日本女性文学の現在」
【セッション③】(40分)
国内で出版される多くの優れた書籍を海外の出版社から出版・流通させるための事業を実施するとともに、翻訳家を発掘・育成することを目的とした翻訳コンクール事業を実施いたします。また、2事業に関連するシンポジウムや翻訳ワークショップを開催。これらの事業を通じて、日本の書籍の翻訳家を支援するとともに、日本の書籍が数多く翻訳され、海外での普及が進むことを促進いたします。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
「日本書籍翻訳・普及事業」事務局
E-mail: jlpp_vipo@vipo.or.jp
※お問い合わせは、件名に「問い合わせ:翻訳普及事業」とご明記ください。