VIPO(ヴィーポ)が運営を務めた「京都国際マンガ・アニメ大賞2021」の大賞作品となった伊藤瑞希監督のアニメーション映画『高野交差点』が、「第77回毎日映画コンクール」においてアニメーション映画賞に輝きました。
「京都国際マンガ・アニメ大賞2021」は、世界のマンガ家等のクリエイター志望者が京都を通じて日本でプロデビューをする機会を創出することを目的としています。本賞は、マンガ・イラスト・CGアニメの3コンテストで構成され、各コンテストの優秀賞の中から大賞1作品が選出されます。『高野交差点』は、CGアニメコンテストの優秀賞に選ばれ、大賞を受賞しました。(受賞発表ニュース https://www.vipo.or.jp/news/28079/)
【伊藤瑞希監督PRコメントより】
内容について:
とある街角で見知らぬ3人が交差する、という短いお話です。
観客にはキャラクターに同一化して作品世界を擬似体験するのではなく、あくまで観客自身として、このお話を偶然見かけたかのように体験してほしい。それを演出面での目標としました。そのため各キャラクターの状況は明示的には説明せず、台詞も最低限に絞り、想像する余地を残したつもりです。去りゆく3人の後ろ姿に何かを思っていただければ幸いです。
工夫したところについて:
映像面では、夕方の空気感と画面の統一感を出すよう心がけました。キャラクター・背景ともに、黄系明色と紫系暗色の対比を基調とし、固有色が主張しすぎない配色、かつ色の数もなるべく制限しています。描線の質感やタッチについても、キャラクターと背景が分離しないよう統一しました。
・主 催:京都市、京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会
・運 営:特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)、株式会社DoGA、株式会社MediBang
京都国際マンガ・アニメフェア実行委員会、京都市が主催するマンガ・アニメを中心とした西日本最大級のコンテンツ総合見本市。関西圏のコンテンツ市場の促進を図ることを目的に、2012年より開催しています。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
担当:高橋・和泉
E-mail:kyoto.office@vipo.or.jp
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