VIPO(ヴィーポ)では、グローバルな視野を持ち国内外で活躍できるプロデューサー、監督、脚本家など業界プロフェッショナルを育成する場として運営する【VIPO Film Lab】にて、新規プロジェクト「監督コース」を2022年11月28日(月)~12月2日(金)に実施いたしました。
フランス国立映画学校(FEMIS)や海外で教鞭をとるブリス・コヴァン氏を講師にお招きし、4名の監督に映画監督として国際的に活躍するために必要な映画表現や専門知識を提供した本コースは、講義と実習を合わせたボリュームのあるワークショップとなりました。
※東京藝術大学大学院協力のもと、国際映画芸術表現研究「国際演出領域ワークショップ」をモデルにしたプロジェクトです。
※全て逐次通訳が入り、講師が英語で話したことを日本語で伝えました。
〇1日目:11月28日(月) 講師による演出についての講義
俳優たちとどのように接し、どのように演出するべきかについて、フランスの映画制作や実際の映像作品を例に挙げながら、監督としての課題と実践方法をレクチャー。
〇2〜5日目: 11月29日(火)~12月2日(金) 実践ワークショップ
参加者はひとり1日を使って「監督」として俳優を演出し、撮影を行います。1日の最後には撮影された映像を上映し、講師から講評を得ます。「監督」以外の3名は、スタッフとして監督をサポートしながら指導を見て学びます。
9:30~16:30 俳優とのMTG・撮影
まずは俳優との打ち合わせからスタート。監督は事前に講師より配布された脚本に沿って、人物設定やシーンの背景、衣装、小道具等について予め考えてきたことを俳優に伝えます。質疑応答や本読みを通して、俳優と演技を組み立てていきます。
次に小道具等を設置してカメラなしで立ちまわりを検討する「ブロッキング」を行います。カメラが無い状態で、俳優が自由に動くことが重要となります。俳優とたくさんコミュニケーションを取ることで、演技だけでなく様々な可能性を模索し、シーンの可能性を広げます。最後にカメラ位置を設定し、撮影を行います。
16:30~17:30 ラッシュ上映&講評
撮影した素材を上映して講師からの講評を受け、1日の振り返りを行います。
グローバルな視野を持ち国内外で活躍できるプロデューサー、監督、脚本家など業界プロフェッショナルを育成する場、それが「VIPO Film Lab」です。
実践トレーニング、ワークショップ、オンライン講座など、目的別に様々な人材トレーニング等を準備しています。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
VIPO Film Lab事務局
e-mail: vipofilmlab@vipo.or.jp