VIPO(ヴィーポ)は、、「カンヌ国際映画祭」の独立部門である「監督週間 (Quinzaine des Cinéastes/ Directors’ Fortnight)」と結んだコラボレーション契約 の一環として開催する「カンヌ監督週間 in Tokio」にて、カンヌ国際映画祭「監督週間 2023」で上映された長編・短編に加え、VIPO セレクトの日本映画を計17本上映いたします。
つきましては、オープニングイベントとしてアーティスティックディレクターのジュリアン・レジ氏の舞台挨拶、特別上映での『ゆれる』西川美和監督×オダギリジョーさんトークイベント、『極道恐怖大劇場 牛頭』三池崇史監督トークイベント、平井敦士監督ティーチインを実施することが決定しましたので、この機会にぜひ劇場に足をお運びください。
オープニングを飾るのは、フランスの実力派監督セドリック・カーン作で、70年代に起きた実際の事件に基づく息をのむ裁判劇『ゴールドマン裁判』。現在、本作はフランスで観客動員数30万人を超え大ヒット中です。その他のラインナップも充実しており、日本でもおなじみの韓国の至宝・ホン・サンス監督の記念すべき30本目の長編作品となる『In Our Day』、ドキュメンタリー出身のイリヤ・ポヴォロトスキ監督のフィクション第1作となるロードムービー『Grace』、「監督週間」部門作品を対象とするベスト・ヨーロッパ映画賞を受賞し、エレナ・マルティン・ヒメノ監督が主演も兼ねている『Creatura』、今年最も注目されたアジアの新人監督ファム・ティエン・アンの長編1作目でありカンヌの「新人監督賞」カメラドールを受賞、第24回東京フィルメックス最優秀作品賞も受賞した『黄色い繭の殻の中』と、各国から多彩な作品が集結。さらに、カンヌが注目する新進気鋭の平井敦士監督『ゆ』(「モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭2023」短編部門でグランプリ受賞、スイス「ヴィンタートゥール国際短編映画祭」メインコンペティションでグランプリ受賞)、『フレネルの光』、「サン・セバスティアン国際映画祭」に正式出品された深田隆之監督『ナナメのろうか』といった日本人監督による短編映画も3本立てで上映。また、Vシネマでありながら2003年の「監督週間」に正式出品された三池崇史監督『極道恐怖大劇場 牛頭』、2006年の「監督週間」に正式出品された西川美和監督『ゆれる』の上映とトークイベントも決定いたしました。
『The Goldman Case/ゴールドマン裁判』 ※オープニング作品 監督:Cédric Kahn(セドリック・カーン) 製作:フランス |
『Mambar Pierrette』 監督:Rosine Mbakam 製作:ベルギー・カメルーン |
『Inside the Yellow Cocoon Shell/ 黄色い繭の殻の中』 監督:PHAM Thien An 製作:スペイン・フランス・シンガポール・ヴェトナム |
『In Our Day』 監督:Hong Sangsoo 製作:韓国 |
『Creatura』 監督:Elena Martin Gimeno 製作:スペイン |
『In Flames』 監督:Zarrar Kahn 製作:カナダ・パキスタン |
『Riddle of fire』 監督:Weston Razooli 製作:アメリカ |
『The feeling that the time for doing something has passed』 監督:Joanna Arnow 製作:アメリカ |
『Grace』 監督:Ilya Povolotsky 製作:ロシア |
『ゆ』(短編) 監督:平井敦士 製作:フランス |
『The Sweet East』 監督:Sean Price Williams 製作:アメリカ |
『フレネルの光』(短編) 監督:平井敦士 製作:フランス・日本 |
『Agra』 監督:Kanu Behl 製作:フランス・インド |
『ナナメのろうか』(短編) 監督:深田隆之 製作:日本 |
『The Other Laurens』 監督:Claude Schmitz 製作:ベルギー・フランス・ルクセンブルク |
『ゆれる』 ※特別上映 監督:西川美和 製作:日本 |
『極道恐怖大劇場 牛頭』 ※特別上映 監督:三池崇史 製作:日本 |
「カンヌ監督週間 in Tokio」開催を記念して、豪華ゲスト登壇のトークイベントも開催いたします。
12月8日(金)、「カンヌ監督週間 in Tokio」オープニングを飾る『The Goldman Case/ゴールドマン裁判』上映前には、来日したカンヌ国際映画祭「監督週間」ア-ティスティック・ディレクタ- ジュリアン・レジ氏によるオープニング・トークを開催。「カンヌ監督週間 in Tokio」開催にあたってのメッセージを皆様にお届けします。
12月9日(土)『ゆれる』上映後には、西川美和監督とオダギリジョーさんによるトークイベントを開催。2006年の「監督週間」に正式出品された本作について、カンヌでの思い出も交えながらお話しいただきます。
12月11日(月)には『極道恐怖大劇場 牛頭』上映後に三池崇史監督によるトークイベントを開催。本作がVシネマでありながら2003年の「監督週間」に正式出品されたことを皮切りに、今までに三度も監督作が「監督週間」で上映されている、正に“監督週間に愛された”三池監督に、たっぷりお話しをお聞きします。
さらに、カンヌが注目する新進気鋭の平井敦士監督も緊急来日。2023年の「監督週間」に日本人監督として唯一正式出品された短編『ゆ』、前作『フレネルの光』をあわせた短編作品上映後に登壇し、お客様とのQ&Aを中心にお話しいただきます。平井監督のティーチインは12月16日(土)と19日(火)の両日開催です。
【イベント日時/登壇者】
①12月8日(金)
『The Goldman Case/ゴールドマン裁判』14:00の回 上映前ご挨拶
ゲスト:ジュリアン・レジ氏(カンヌ国際映画祭「監督週間」アーティスティック・ディレクター)
②12月9日(土)
『ゆれる』14:00の回 上映後トークセッション
ゲスト:西川美和監督、オダギリジョーさん
③12/11(月)
『極道恐怖大劇場 牛頭』16:00の回 上映後トークセッション
ゲスト:三池崇史監督
④12/16(土)
『ゆ』『フレネルの光』『ナナメのろうか』14:30の回 上映後ティーチイン
ゲスト:平井敦士監督
⑤12/19(火)
『ゆ』『フレネルの光』『ナナメのろうか』16:30の回 上映後ティーチイン
ゲスト: 平井敦士監督
「カンヌ国際映画祭」は世界三大映画祭の中でも突出した知名度と国際的に高い評価を誇る映画祭です。その中でも将来有望の片鱗を見せる優れた映像作品を1969年より上映し続けてきた「監督週間(Quinzaine des Cinéastes/ Directors’Fortnight)」。フランスの監督協会が運営している「監督週間」は、作家性を持つ監督が世界に出てゆく登竜門的な存在であり、また最も特異で前衛性のある、幅広いタイプの作品を紹介することを目的としています。
★過去には、ソフィア・コッポラ、スパイク・リー、アトム・エゴヤン、ジム・ジャームッシュ、ケン・ローチ、グザヴィエ・ドラン、日本からは大島渚、北野武、黒沢清、三池崇史、諏訪敦彦、河瀬直美、西川美和といった今日の映画界を牽引する監督たちがこの「監督週間」から大きく飛び立っていきました。
※名称について:「カンヌ監督週間 in Tokyo」は、「Tokyo」をフランス語表記「Tokio」に変え、「カンヌ監督週間 in Tokio」といたします。
【日 程】2023年12月8日(金)〜21日(木)〈★2週間限定〉
【会 場】ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)
【予告動画(YouTube)】https://youtu.be/Jh89SoweXdU
【公式HP】https://www.cannes-df-in-tokio.com/
【公式X(旧Twitter)】@cannes_tokio (https://twitter.com/cannes_tokio)
【公式Instagram】@cannes_tokio(https://www.instagram.com/cannes_tokio)
【特別協力】AKIRA H
【協 力】CINEFRANCE STUDIOS/ユニフランス/ELLE/日本映像翻訳アカデミー(JVTA)
【助 成】在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
「カンヌ監督週間 in Tokio」事務局:神山(かみやま)
e-mail: cannes_tokio@vipo.or.jp