VIPO(ヴィーポ)は、文化庁からの委託を受け、令和5年度「海賊版対策事業」の一環として、特定の国・地域等における海賊版取締りの実効性を高めながら、正規版の流通促進を目的に「海賊版対策セミナー」(無料)を2023年11月24日(金)にシンガポールにて実施いたしました。
東南アジア最大級のジャパニーズポップカルチャーイベント「AFA(ANIME FESTIVAL ASIA)シンガポール」初のB to Bセミナーとして開催され、日本文化コンテンツ消費拡大が見込まれる、日本文化コンテンツの著作権保護の必要性が高まっている東南アジアの国・地域である「タイ」「インドネシア」「シンガポール」の3ヶ国を対象といたしました。
現地での開催の様子を収録した動画を、YouTubeにて公開いたしましたのでぜひご覧ください。
1)開会のご挨拶(文化庁 中原裕彦文化戦略官)※ビデオ出演
4)パネルディスカッション、Q&A
モデレーター:Mr. Shawn Chin(AFA創設者、SOZO)
2023年12月20日~2024年3月15日
シンガポール、タイ、インドネシアのエンタメロイヤーから、各国の最新著作権法と国の取り組みや摘発例などを発表頂き、日本との違いや、東南アジア内での違いなどを解説頂きました。円谷プロダクション宍戸氏からは、自社のフィロソフィーの紹介と共に、最大最強の自社IPである「ウルトラマン」の海外展開について共有頂きました。シンガポールで日本IPを使ったマーチャンダイズを展開するHakken社のJeff LEE氏からは、日本IPのライセンシングについての経験や実績について発表頂きました。パネルディスカッション、Q&Aでも活発な意見交換が行われ、示唆に富んだ、学びの多いセミナーとなりました。ぜひ、YouTube動画にて、セミナー全編をご高覧ください。
デジタル化・ネットワーク化の進展に伴い著作物が国境を越えて流通する中、技術の発展により著作物の複製等が容易となり、著作権を侵害したコンテンツも国境を越えて流通し、日本の権利者に深刻な被害を与えている現状をふまえ、本事業では、特定の国・地域等における海賊版取締りの実効性を高めながら、正規版の流通を促進するため、特定の国・地域の政府関係機関等および日本の企業関係者・権利者等を対象にセミナーを開催し、侵害対策、正規版の流通促進を強化することを目的としています。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部 山下
Tel:03-3543-7531 E-mail:matching@vipo.or.jp
※メールでお問合せいただく場合には件名に「海賊版対策セミナー」とご明記ください。