VIPO(ヴィーポ)は、経済産業省「令和5年度コンテンツ海外展開促進事業(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)」の一環として、ベルリン国際映画祭併設・ヨーロピアンフィルムマーケット(EFM)にて開催される「Berlinale Co-Production Market」の体験版「ビジターズプログラム」(2024年2月16日[金]~19日[月])に参加する映画プロデューサーを募集し、下記の通り参加者3名が決定いたしましたので、お知らせいたします。
本プログラムに参加することにより、下記について包括的に体験することができます。
・国際共同製作に関わるためのポイントとなるマーケットでの活動内容
・同じ目的をもつ他国のプロデューサーとのネットワーキングの構築
・各国の助成金制度、また国際共同製作における最近の動向等について
など。
今後、3名それぞれの企画の進展に繋がるべく、VIPOとして現地ベルリンでも最大限サポートすると共に、この機会で会得された経験や学びは後日実施報告としてレポートいたします。
*名字のアルファベット順
古山知美 Tomomi FURUYAMA イーアヘルツ株式会社 |
小出大樹 Daiju KOIDE K2Pictures |
竹中香子 Kyoko TAKENAKA ハイドロブラスト |
古山知美プロフィール
20代後半で女優を志して上京。高橋 洋監督の映画『ザ・ミソジニー』にてプロデューサーとして知られることとなり、2022年に自身の製作プロダクションIhr HERz.Incを設立。沖縄環太平洋インターナショナルフィルムフェスティバルコンペティション部門に選出された『水いらずの星』(越川道夫監督)、若手女性監督としての期待されている『Polar Night』(磯谷 渚監督)をプロデュース・主演し、新宿武蔵野館、シネマカリテにて公開。現在、高橋 洋監督の新作「夜は千の眼を持つ」白石晃士監督の新作「彼岸の家」の海外共同製作を念頭に企画進行中。
小出大樹プロフィール
早稲田大学在学中に是枝裕和監督に師事。大学卒業後の2016年、東映株式会社に入社し、テレビ制作部にて「仮面ライダージオウ」のプロデュース補をつとめるなどキャラクター作品の制作に携わる。その傍ら、短編『はじまり』(今中康平監督)、短編『岩をも通す村重』(根本宗子監督)、長編『海辺の金魚』(小川紗良監督、全州映画祭コンペティション部門ノミネート)の企画・プロデュースを行うなど活動。2019年からは映画部門にてプロデューサーとして『LIP×LIP FILM×LIVE』(2020年、原作・HoneyWorks)、『ヘルドッグス』(2022年、原田眞人監督)にかかわり、2023年には長編映画『シン・仮面ライダー』(庵野秀明監督)、NHK放送「ドキュメント『シン・仮面ライダー』〜ヒーローアクション挑戦の舞台裏〜』をプロデュース。2023年9月に東映株式会社を退社、同年10月よりK2 Picturesに参加。現在進行中の広瀬奈々子監督作品で、2023釜山映画祭APMのCJ賞とARRI賞を受賞。
竹中香子プロフィール
プロデューサー・俳優・日仏通訳・演劇教育。2011年に渡仏し、日本人としてはじめてフランスの国立高等演劇学校の俳優セクションに合格し、2016年、フランス俳優国家資格を取得。パリを拠点に、フランスを中心に多数のヨーロッパの舞台に出演。2021年、フランス演劇教育者国家資格を取得。太田信吾との共同企画、映画『現代版 城崎にて』で、プロデュース、脚本、主演を担当し、ゆうばりファンタスティック映画祭2022にて最優秀作品賞を受賞。2021年より、太田信吾映像作品のすべてのプロデュースを担当。現在、太田信吾最新作『沼影市民プール』で初の長編プロデュースに挑む。第一回沖縄環太平洋映画祭インダストリー部門にて、最優秀企画賞を受賞。
日本発のアニメ、マンガ、映画、音楽等のコンテンツや先進的なコンテンツ技術の成長を継続・発展させていくため、コンテンツの海外展開に向けた市場を拡大するとともに、コンテンツを主軸としたオープン・イノベーションを促進し、関連産業への波及を生み出していくことを目的としたプロジェクト。日本のコンテンツホルダーへビジネスマッチングの機会を提供することにより、日本コンテンツの国際取引活性化や新市場創出を図ります。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
グローバル事業推進部
E-mail:matching@vipo.or.jp 担当:谷元、山下