VIPO(ヴィーポ)では、文化庁の補助金により独立行政法人日本芸術文化振興会に新たに設置された「文化芸術活動基盤強化基金」において、グローバルに活躍できる人材を育成する「クリエイター等育成プログラム」内の「滞在型企画開発」を実施・運営します。本プログラムでは、次代を担う若手クリエイター等の人材育成を目的に、海外展開に向けた指導・助言、海外フェスティバル等への派遣や出品、現地関係先とのネットワーク形成の促進、サポート等を行います。
映画分野の育成プログラム「Film Frontier」は、
の3つのプログラムで構成され、VIPOからは2.の「滞在型企画開発」(実写映画製作向け)の育成対象者を募集します。
長編商業作品(監督・プロデュース・脚本)の実績が3本以下の映像作家の方(応募資格詳細は以下参照)はこの機会にぜひ、お申込みください。
下記の1,2の条件をふまえ、a,b,cのいずれかに該当する者
4名
滞在型の育成対象者には、レジデンス先への派遣及び海外フィルムラボ、企画マーケット、ピッチ等への渡航にかかる下記の費用を支給します。詳細については個別に協議の上、決定いたします。
また、レジデンス渡航の際に限り、別途滞在日数に合わせて滞在費(日当)を支給させて頂きます。
①レジデンス派遣
育成対象者4名を選定し、レジデンス先へ派遣(ヨーロッパ、米国、韓国を予定)。
海外受入先機関の企画・脚本開発メンターとの現地での面談等を通して企画開発をブラッシュアップ
し、その他にも企画書作成やピッチング等の講義など、企画開発を進めていく過程で必要となる講義
等を実施。また、現地派遣の前後に、オンラインによるオリエンテーションやトレーニング、企画・脚本開発の為のフォローアップ等も実施します。
*派遣地域はご自身の希望と企画内容により事務局と協議の上、決定します。
②海外フィルムラボ、企画マーケット、ピッチ等への参加
①にて開発された企画を海外の国際的なフィルムラボや企画マーケット、ピッチへエントリーし、参加を目指して頂きます。エントリーするラボやマーケットは、伴走アドバイザー、事務局との面談等を通して決めて頂き、ご自身にてエントリーして頂きます。ラボやマーケットに選出された際は、参加するラボやマーケットの運営に従って現地へ渡航・参加して頂き、企画の更なるブラッシュアップやパートナー候補とのネットワーキングの場として活用して頂きます。
プログラム期間中に伴走アドバイザーとの面談を定期的に行い、企画開発の課題に関するサポートを受けることができる他、目標とするラボやマーケットをアドバイザーとの面談を通して決めて頂く予定です。
本プログラムで学んだことや実践したプロジェクト本プログラムを通じて開発(ブラッシュアップ)された企画書や脚本、その他の進捗について、成果報告、プレゼンテーション資料をまとめ(ブラッシュアップされた企画書及び脚本とあわせて)提出すること。なお、各年度末を目途に成果報告の機会を設ける予定です。
滞在期間中は、定期的に滞在状況報告書を、滞在終了後は、滞在結果報告書を事務局に提出してください。提出された報告書の一部の内容は、本事業の公式ウェブサイト等を通じて、抜粋し公開させて頂くことがあります。そのため、ウェブサイト等での公表に係る報告書の著作権の使用につい てあらかじめご了承ください。なお、報告書の提出がない場合は、滞在の事実が確認できないため、採択の決定を取り消し、滞在費の返還を求める場合があります。
2025年
・3月: 育成対象者4名とレジデンス先の決定・公表
・4〜8月:アドバイザー面談、事前トレーニングの実施(渡航時期により変動)
・6〜12月:レジデンス派遣(期間内で15〜30日間を予定)、事後トレーニングの実施
2026年
・1月〜: 海外フィルムラボ、企画マーケット等への応募、参加
2027年
・1〜3月:成果発表会
2024年
・11月1日(金):公募開始
・12月9日(月):公募締切
2025年
・1月中旬:一次選考(選考委員による書類選考)
※1/15頃を目途に結果を連絡
・1月下旬:二次選考用英語書類提出期限
・2月上旬: 二次選考(選考委員による面接/日本語、英語)
※一次選考通過者のみ実施 ※オンラインまたは都内で実施予定
・2月下旬〜3月上旬:育成対象者最終決定
(1)一次選考(書類審査)
選考委員による厳正な書類審査を行い、二次審査に進む応募者を選定いたします。全応募者に令和7年1月15日頃に合否結果をお知らせいたします。
(2) 二次選考(英語書類審査、オンライン面接)
一次書類審査を通過した応募者に、令和7年2月上旬頃に選考委員会による面接及び審査を行います。その際に、英語版のシノプシス、プロット、脚本(あれば)を1月下旬までにご提出いただきます。2月下旬頃に最終の合否結果をお知らせいたします。面接の詳細は、別途事務局から対象者にご連絡いたします。
※ 原則として、選考の経過および内容に関する問合せはお受けできませんので、予めご承知おきください。
以下内容に同意の上でご応募ください。
2024年12月9日(月)正午まで
①企画書(一次審査では日本語のみ、一次選考通過者は英語版を後日提出)
②プロット、トリートメント等(一次審査では日本語のみ、一次選考通過者は英語版を後日提出)
④英語によるクリエイティブステートメント映像(企画意図やプラン、ゴール等3分程度)
⑤参考映像(過去作品等)
Q1: 滞在費(日当)はいつ振り込まれますか。
A: 日本出国日の前にご指定の口座に振り込みます。
Q2: 保険は自分で入る必要がありますか?
A: 海外旅行保険については事務局で手配する予定です。
Q3: ビザを取得する必要はありますか?
A: 本研修では取得する必要はありません。
Q4: 派遣後の宿泊先は自分で手配する必要がありますか?
A: 事務局で手配します。
Q5: 現地での通信費は別途支給されますか?
A: 支給されません。支給する滞在費(日当)から支出してください。
Q6: 脚本の英語翻訳費は支給されますか?
A: 英語翻訳約1回相当分までの脚本翻訳費について、当事業費にて負担することが可能です。
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
クリエイター育成事業事務局
e-mail: residency.ff@vipo.or.jp
※件名は必ず、「映画企画開発レジデンス/(氏名)」としてください。