令和5年度全国ロケーションデータベースの利用促進等のための調査研究(JFCとの協業)
1.事業の趣旨
本事業では、全国各地域のフィルムコミッション(以下:FC)が保有・蓄積しているロケーション情報を「全国ロケーションデータベース(以下:JL-DB)」に集約して検索性を高めることで、日本国内における映画撮影の促進および日本映画の創造活動の活性化を図ること、また、日本の魅力あるロケーションの発信を行うことを目的としています。
2.事業の内容
令和5年度は,これまでのシステム改修で利用者向けインターフェイスの変更や新機能追加、掲載情報の充実化を行ったことを踏まえ、より映像制作者にとっての利便性向上を目指し、JL-DBに掲載する国内ロケ地情報及び撮影に関わる許認可関係の情報等の更なる充実を図るとともに、国内の撮影環境の改善に向け、FC体制強化につながる研修の実施や地域間連携体制強化の促進、FCの現状に係る調査業務を行うことで、より活用しやすい魅力的な唯一のデータベースにするための調査研究として、次の(1)~(4)の業務を実施します。
なお、JL-DBのシステムは文化庁事業の一環として開発・運用され、令和5年度からは事業移管により国立映画アーカイブが運用を継承し、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)が事務局として特定非営利活動法人ジャパン・フィルムコミッションとの協業により本事業を受託・運営しています。
〈主要事業内容〉
(1)JL-DBシステム機能追加のための調査・実装、およびシステム運営保守・利用分析調査に関する業務
・登録者たる各地域のFC側の使い勝手の向上、および映像制作者の利便性向上のための、システム機能追加に向けた旧機能の見直しと新規機能の検討。
・システムの運用保守業務およびサイト分析調査。
(2)JL-DB登録データ充実のための調査等に関する業務
・JL-DBの利用促進に向けたFCに対する情報収集等の調査。
・許認可手続きに関する最新情報の収集と共有方法。
(3)撮影環境改善のためのFC体制強化に係る調査および検証
・FC体制強化に繋がる研修の実施。
・FCの地域間連携体制強化の促進。
・FCの現状に係る調査業務。
(4)JL-DB機能強化に向けた調査報告および次年度実施計画の提出
・上記(1)〜(3)の調査について、随時、国立映画アーカイブへ報告。
・また、これらの調査を踏まえたJL-DB機能強化案を国立映画アーカイブへ提示し、協議の上で次年度の実施計画を策定。
詳細は公式サイトおよびスマートフォンアプリで
【公式サイト】
https://jl-db.nfaj.go.jp/
【スマートフォンアプリ】
https://apps.apple.com/jp/app/jl-db全国ロケーションデータベース/id1615148750
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.jldb.app&raii=jp.jldb.app
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
映像事業部:高橋、和泉
Tel. 03-3543-7531