海外における日本書籍の出版・流通に向けた翻訳助成事業

助成金の目的

日本の多様で豊かな活字文化を海外に発信し普及させるため、日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉において必要となる企画書の翻訳・作成とサンプルの翻訳に係る費用の助成を通して、日本の出版社等の海外展開を促進することを目的とします。

助成金チラシ(PDF)

ダウンロードしてご利用ください。
(チラシ裏面に「申請におけるQ&A」を記載しております)

交付申請書(Word)
ご記入後、Wordデータのまま申請時に添付してください。

助成金の受付は終了しました


 

助成金の内容

日本の書籍を海外にライセンスアウトする際の営業や交渉に必要となる以下の費用に対して、助成します。
①-1:企画書(シノプシス)の英語翻訳に係る費用
 ※日本語の企画書を英語に翻訳する場合に該当
①-2:英語企画書(シノプシス)の作成に係る費用
 ※最初から英語の企画書の作成自体を外注する場合に該当
②:サンプルの英語翻訳に係る費用
※どちらも原則として、翻訳会社・翻訳者に支払う金額が対象になります。

【注意点】

  • 本助成金における企画書とは、翻訳出版の際に用いられるシノプシスと同義になります。
  • 英語への翻訳のみが助成の対象になります。
  • ①に関しては、【①-1:日本語の企画書を英語に翻訳する場合】【①-2:最初から英語の企画書の作成自体を外注する場合】の2パターンがあります。それぞれのパターン別で、助成金の額が異なりますので、ご注意ください。なお、日本語の企画書の作成を外注する費用は対象になりません。
  • ②に関して、サンプルの翻訳とは作品の一部分を翻訳することを意味します。翻訳する箇所は冒頭に限らず、作品中の任意の箇所で構いません。
  • ①-1/①-2と②を組み合わせて申請することも可能です。

 

助成金の対象事業者

日本の法令に基づき設立された法人「出版業を営む事業者または著作権者から直接依頼を受けて海外での翻訳に係る権利の仲介業を営む事業者(エージェント)に限る)
 
※エージェントからの申請の場合、著作権者および当該書籍を出版した国内出版社双方の確認を取ったうえで、ご申請ください(応募フォームにチェックをいただきます)。
 

助成金の対象書籍

国内で初版が発行され、かつ、海外での翻訳出版に適した日本オリジナルの書籍
なお、本年度についてはマンガは対象外とします。

【注意点】
以下に該当する書籍は申請できません。

  • 成人向けコンテンツ
  • 日本国内では成人向けコンテンツとされていなくても、展開国の基準により成人向けコンテンツとされるもの
  • 政治的、宗教的宣伝意図を有するコンテンツ、およびこれに準じるもの
  • 特定の政治的、宗教的立場を誹訪中傷するコンテンツ、およびこれに準じるもの

 

助成金の額

①-1:企画書(シノプシス)の英語翻訳:1作品あたり8万円を上限
 (日本語の企画書を英語に翻訳する場合に該当)
①-2:英語企画書(シノプシス)の作成:1作品あたり10万円を上限
 (最初から英語の企画書の作成自体を外注する場合に該当)
②:サンプルの英語翻訳:1作品あたり50万円を上限
※あくまで上限であり、少額の案件についても同様に交付対象となります。
※実際にかかった費用が上限を超えても構いません。
 

申請可能件数

1社あたりの申請上限数は設けておりません。
下記に示す審査基準に合致するもののみを申請してください。
 

採択(交付決定)予定件数

①-1、①-2:企画書(シノプシス)の翻訳・作成:110作品程度
②サンプルの翻訳:24作品程度
※有識者による審査委員会により採否を決定します。
 

スケジュール

募集期間:2024年5月15日(水) 13:00〜6月20日(木) 23:59
交付決定通知:2024年7月上旬を予定

  • 翻訳完了日
    ①企画書(シノプシス)の翻訳・作成:2024年9月30日(月)
    ②サンプルの翻訳:2024年12月27日(金)
  • 事業完了日
    ①企画書(シノプシス)の翻訳・作成:2024年10月31日(木)
    ②サンプルの翻訳:2025年1月31日(金)
【注意点】

※ 企画書(シノプシス)の翻訳・作成とサンプルの翻訳は、それぞれの翻訳完了日までにすべて完了する必要があります。また、完成した企画書(シノプシス)/サンプルは翻訳完了日までに事務局に提出していただく必要があります。
※事業完了日までに発注先への支払いを終え、事務局に証拠書類を提出する必要があります。

 

審査基準

書誌内容

  • 多様で豊かな日本の活字コンテンツ文化を反映する内容となっているか
  • 海外(英語圏)の需要に即した内容となっており、受け入れられる見込みがあるか

 
実施体制・今後のビジネス展開

  • 海外展開に向けた体制とスケジュールが考慮されているか
  • 海外(英語圏)に売り込むための具体的なビジネスプランがあるか
  • 書誌内容に合った翻訳者を選定しているか

 

申請時に添付いただくもの

  • 助成金交付申請書(Word)※必須
  • 書影(データ形式任意)※必須
  • 冒頭1章分の試し読みデータ(PDF)※必須
  • 翻訳を希望するサンプル分のデータ(PDF)※②サンプルの翻訳を希望する場合は必須

 

申請にあたっての注意事項

  • 申請は1作品ずつ行ってください。

■翻訳者をお探しの方へ

翻訳者をお探しの際には、文化庁JLPP翻訳コンクールの歴代受賞者を一覧にまとめた「翻訳者リスト」が公開されていますので、ご活用ください。
https://www.jlpp.go.jp/translators.php
https://japanbookbank.com/ja/translator/list

掲載している翻訳者に仕事の依頼を希望される方は、JLPP事務局宛てにご連絡ください。
▼問い合わせ先(JLPP事務局)
https://www.jlpp.go.jp/jp/inquiry/index.php

▼JLPP翻訳コンクールについて、詳細はこちら
https://www.jlpp.go.jp/index.html

※翻訳者との翻訳業務については当人同士の契約の上行われるものとし、翻訳者との業務や契約について、「活字文化のグローバル発信・普及事業」事務局は一切の責任を負いません。

 
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
「活字文化のグローバル発信・普及事業」事務局
E-mail: jppp_vipo@vipo.or.jp
※メールでお問い合わせの際は、件名に「問い合わせ:活字文化助成事業」とご明記ください。