公開直前!映画『ミッドナイト・バス』より七瀬公さんスペシャルインタビュー!

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VIPOが開催したアクターズワークショップの受講者が、1月27日公開の映画『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)へ出演を果たしました!
出演しているのは、七瀬公さん(高宮怜司役、原田泰造さん演じる主人公、高宮利一の息子役)、舞川みやこさん(ディア☆)(植田絵里花役、怜司の妹の彩菜が組む地元アイドルユニットの仲間)、井上早紀さん(ワインレストラン店員役)、田辺啓太さんの4名です。2016年12月に開催した竹下昌男監督のワークショップは、映画『ミッドナイト・バス』の出演者オーディションを兼ねたものでした。
今回は、その中でも主人公の息子という重要な役に抜擢された七瀬公さんに、オーディションを兼ねたアクターズワークショップを実際に受講し、映画出演も果たされたということについてインタビューしました。
(以下、敬称略)
ワークショップから映画出演、そしてレッドカーペットへー
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VIPO事務局次長 槙田寿文(以下、槙田) 先日、映画『ミッドナイト・バス』を拝見しまして、とても良い出来だったと思いました。出演されて周りの反応などどうですか?
七瀬 公(以下、七瀬) この前の東京国際映画祭の時に、そうそうたるメンバーの中に入っているので、俳優仲間からも家族からも羨ましがられて、親には「大出世じゃない!」と。今までで一番良い役で、ずっと出っ放しじゃないですか?そんな役を演じたことがないので親もすごく楽しみにしてくれています。

槙田 ご自分の演技を観ていかがでしたか?
七瀬 撮影中も思っていたことですが、上手く演じられた所もあれば、できなかった所もありました。試写を観た時にモヤモヤして、、、。上手くいかなかった所は、撮影している時に自分でも分かって。次の日に引きずっちゃった時があったんですけど、竹下監督がケアしてくれて、なんとか立ち直せたかなと思いました。
槙田 このワークショップ(映画『ミッドナイト・バス』オーディションを兼ねたVIPOアクターズワークショップ)に参加する経緯は、何がきっかけでしたか?
七瀬 事務所のマネージャーさんからお話をいただき、まっさらな気持ちで臨みました。
槙田 オーディションは沢山受けてらっしゃるのですか?
七瀬 一気に受ける時期と全然受けない時期があります。
緊張したワークショップ&オーディション
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槙田 ワークショップ形式もいくつかお受けになったのですか?
七瀬 そうですね。いろんな監督さんのワークショップに参加させていただいてましたが、オーディションと一緒の形式のワークショップは、これが初めてで、どうやるんだろうってずっと不安、、、。プレッシャーがすごくて。
槙田 では、やはり今まで受けてこられたワークショップと随分違うなぁという感じでしたか?
七瀬 そうですね。いつもワークショップは学びに行く所だから、結構リラックスして挑んでいたのですが、今回は緊張していました。ワークショップではみんなで話して「ここ、こうだよね」というのは、あまりなかったです。各々考えて、演技をしました。

槙田 僕も見ていたのですが、監督は厳しかったですよね?
七瀬 厳しかったです。台本は読んでいるのですけど、原作を読んできている人が少なくて、監督は良くは思っていなかったと思います。まずは怜司というキャラクターのプロフィールを書かされて、それを元にやっていたり、初日午前中はあまりきちんと演技ができませんでした。
槙田 オーディションの時に、シナリオ全体を渡された場合、きちんと全部シナリオ読んでくるのですか?
七瀬 渡されたものはきちんと全て読み、必ずオーディション前に覚えています。相手のセリフもきちんと覚えないとリアクションできないので。
槙田 カメラはリアクションの表情を撮っていますもんね。
槙田 監督からは、割とすぐに「出演決定」と言われたのですか?どの時点で決まりました?
七瀬 ワークショップが2日間あって、3日目にオーディションをやりましたよね。それで決まらなくて、後日また絞られてオーディションがあって。そこに呼ばれて、その日にも決まっていなかったと思うのですけど。
槙田 絞り込まれて、そこには何人位いたのですか?
七瀬 僕を入れて10人いなかったくらいでした。男女比は女の子の方がちょっと多かったくらいで、オーディション終わった後にひとりずつ呼ばれて別の部屋で面接がありました。面接終わりに竹下監督に「よろしくな」みたいことを言われたんですよ。それで勝手に決まったものだと思いまして、マネージャーさんと「どうでした?」「たぶん決まりました」みたいに話していて。そうしたら後日、決定の連絡が入りました。監督がどういう意図を込めて言ったのか分からないですけど。結構日にちは空いたんじゃないかなぁ、、、。その日に決まったということではなかったです。
いよいよ撮影。役作りで考えたこと
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槙田 オーディションで決まってから撮影に入るまでで、監督から指示はありましたか?
七瀬 「まず、原作読んでください」と。その時、まだ台本ができていなくて、すごいギリギリにできたんです。拠り所が原作だけだったので、自分で怜司のキャラクターをちゃんと読み込んで欲しいと言われました。原作から怜司がここでこうしているからこうだとかをずっと書き起こしてました。
槙田 監督と、怜司だったらこう動くとか、こんな言い方をする等、ディスカッションはあったのですか?
七瀬 怜司だったらどうするかということを考えてきてほしいっていうのは本読みの時から言われました。例えばきれい好きだから、机の上に水滴があったら、そこを無意識に拭いているだろうとか。
槙田 怜司はどういう人なのでしょうか?
七瀬 優しい不器用な青年。家族だけではなく、人想いな青年なのですけど、優しさが空回りしてうまくいかない。違う意味で利一も不器用。この家族の男達はみんな不器用なんだなって思います。
槙田 原作を読んだ時にこの話は、何の話だと解釈されましたか?
七瀬 壊れた家族がだんだん再生していく話。本当にどこにでもある家族の話を題材にしてリアリティのあるドラマだと思いました。
槙田 そうですよね。リアリティがあって、今の現代の社会としては、家族の形はあんな形もありだよねっていうのですよね。
七瀬 そうですね。
槙田 例えば、小津安二郎の映画は戦後の家族の崩壊を描いているのですが、今の視点で描くと、家族ってこんな風に映し撮ることできるのだなっていうのは、僕は観ていて思いました。
槙田 監督の演出は、割と細かかったですか?それとも割と任せる感じでしょうか?
七瀬 細かかったです。ただ、指示を言われて分かるのですけど、それをすぐにできない、、、。演出指示を理解はできるのですが、自分の芝居の実力が追い付いていきませんでした。
槙田 自分自身で監督の期待に沿えた、上手に演技できたと思うシーンは?
七瀬 泰造さんと家の中でカレーを食べながらの会話は本当に家族に見えるって言われました。また、怒って立ち上がりカレーを持って部屋に入るシーンは、怒る度合いが難しくて、怜司がそんなに声は張らないが、怒らないといけない、他人ではなく家族に対しての怒り方の塩梅をスタッフから褒めてもらえました。

槙田 確かに食事のシーンとか自然で良かったですよね。カレーを裸で食べてるシーン、最初からそうだったのですか?
七瀬 違います、違います(笑)。あれは、設定では上半身だけだったんですよ。首と腰回りの肌荒れが激しいという設定で、最初はいてたのですけど、あんまり見えないってなって、、、。助監督さんが「脱いじゃおっか?」となっちゃって、「はい、脱ぎます」と。人生初、前貼りして挑みました!
槙田 結構カットは長かったですか?
七瀬 長いですね。
槙田 あれは最初から監督がそういう狙いだったんですか?
七瀬 そうだと思います。特に当日変えたとかではなく、すっと最初から回してたんで、たぶん監督のこだわりだと思うんですけど。
槙田 やっぱり長いカットを沢山経験すると絶対役者としては力付きますよね。
七瀬 むしろ、その後の違うドラマ等で小刻みにカットかけられると、物足りない感じです。難しいんですけど、やりがいがあって、本当に良い経験になったなと思っています。
槙田 そういう味を占めたわけですね(笑)
七瀬 でも、その分、緊張もすごいあるのですけど、やっぱりミスれないなとかより一層思いました。
槙田 新潟ロケは楽しかったですか?
七瀬 楽しかったですね。新幹線で他県の現場に行くことは「仕事してるな」という満足感もあり、新潟もすごいきれいな場所でご飯も美味しかったです。新潟には思い入れがありました。
俳優になったきっかけ、これから演じてみたい役
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槙田 俳優になりたいと思ったきっかけは?
七瀬 元々芸能界に入りたいっていうのが強くて、今の事務所に履歴書を送らせていただいて、それで採用となり、大学を辞めて上京してきたんです。入って半年くらいで初めて作品に参加させていただいて、それがきっかけで、演技することがもう楽しくて、、、。
槙田 それは、正しい職業見つけたなって思っていますか?
七瀬 そうですね。自分ではない自分をできるって、こんな気持ち良いんだって。まだ少しですけど面白さが分かってきました。
槙田 どんな映画がお好きなんですか?
七瀬 業界に入る前は、マンガが好きだったので、実写化作品が好きだったのですけど、今はやっぱり映画観る時にどうしても勉強として観てしまいます。自分の不得意なコメディや明るいキャラクターの時もあれば、ダークなヒューマンドラマだとかも観ます。

槙田 では、観た映画の中でこの役をやってみたいというのはありますか?
七瀬 結構あります。ド定番だったら『バットマン』のジョーカーとか。悪人や敵役のような主役を苦しめたい方にいたくて、でも味方だと思っていたら敵だったみたいのをやりたいんですよ。
槙田 なるほど。結構、癖強くないですか?でも俳優としては重要な資質ですよね、きっと。
七瀬 そうですね。両方見せられたら、それはすごいことだし、騙せたら気持ちいいじゃないですか。あとは本当にずっと騒いでいるだけのおバカなキャラをやりたいです。自分の今の技術では、うまいこと自然にできないので、演じてみたいと思います。
槙田 この映画の出演を通じて、自分のここが成長したかもしれないなとか、ここができるようになったかもしれないっていう所はありますか?
七瀬 今までに比べれば、ロートーンの台詞の中でも抑揚つけて会話できるようになってきたと思います。昔は本当に棒に聞こえてしまっていて。自分の改善の仕方や日々の練習が間違ってはいないんだということを理解できたので、これからもっと直していこうと思います。
共演した先輩達、ワークショップから一緒だったメンバーと
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槙田 共演した先輩達の印象は?
七瀬 原田泰造さんは優しい方で、すべての人に気を遣う方です。それこそ佐渡のコンビニでファンサービスして、スタッフや共演者にも一人一人に声かけられたりとか。撮影初日に原田さんと二人芝居で緊張していると、原田さんが「僕、人見知りだから、しゃべれないかもしれない」と言われて、「あ、そうなんですか」と答えましたが、気付いたらめちゃくちゃ話してました。慣れない僕に気を遣っていただき、話題も振って下さったり。本当の息子に接するような感じで接して下さって、優しい方でしたね。また、ちゃんと面白かったです(笑)。
槙田 俳優としてここは学ぶというか、吸収したいなとか、影響を受けたとかありますか?
七瀬 これは竹下監督も仰っていたのですが、やはりキャリアのある泰造さんは、最初から本当に自然だし、一発目がもう本当に上手ですごいところです。
槙田 小西真奈美さんはどうでした?
七瀬 あまり一緒にいる現場がなかったのですが、ご一緒した時には結構話しましたし、優しくしていただきました。多趣味な方でいろんなことに興味津々、「~したい」等ずっと話していた気がします。
槙田 では、お母さん役の山本未來さんは?
七瀬 役から想像つかないくらい初日からみんなを笑わせたりしてムードメーカーで、現場を楽しんでいる方だと思いました。でも、ご本人は「こういう演技だから普段は逆にアゲておかないとメンタルが持たない」ということを仰ってました。休みの日も声かけてご飯に連れて行って下さったりと面倒見て下さいました。本当にお世話になった方です。
槙田 演技のキャッチボールをしていて、ここはって思った事、何かありますか?
七瀬 撮影が始まる直前までテンション高いのに、もう入ったら、本当に哀愁がすごいっていうのか、よくこんな切り替えれるなって感心しました。泣きのシーンでも、その前の休憩の時はスタッフとお腹抱えて笑ったりとかしてるのに、「はいっ!」とカチンコがなったら、「女優」になるっていうのがすごいなって思いました。
槙田 NHK連続テレビ小説に出演中の葵わかなさんは?
七瀬 わかなちゃんは、ちょうど3月に撮影したんですけど、4月から大学が始まるということで宿題に追われていて(笑)。まぁ、でも待機の時は二人ともマンガ好きなので、マンガの話だとか、近くの本屋に行ってお薦めされたマンガを買ったりとかして過ごしていたら朝ドラのヒロインが決まって、、、。
槙田 撮影中に決まったのですか?
七瀬 そうなんですよ。撮影始まって数日経ってから決まって、それこそ丁度会食のシーンの日に決まって。だからもうその日からは休みの間もインタビュー、インタビューみたいで。公開に向けてすごい良いパワーになったと思います
槙田 大先輩の長塚京三さんは?
七瀬 長塚さんのオーラに圧倒されました(笑)。ですが、優しくて、こんな駆け出しの若手にもちゃんと毎日声をかけていただきました。二人でお風呂に入ってるシーン、映画では数十秒なんですけど、10分ちょっとくらい入っていて、待っている間もいろんな話をしていただきました。あとお洒落で素敵だなと思いました。

槙田 ワークショップで一緒にやった人たちも出ていたのでしょうか?
七瀬 そうです。アイドル役の舞川みやこさんと1日目から追加オーディションまでずっと自分の相手役をやっていただいてました。うれしいですね!自分がずっとペアを組んでいた相手も映画に出ているって。
ズバリ、映画の観どころ
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槙田 観客の皆さんに『ミッドナイト・バス』のどこをどう観て欲しいですか?
七瀬 (それぞれの登場人物と)似たような悩みを抱えている人って多いと思うんですよね。壊れた家族が再生していくにあたり、皆さんの悩みを照らし合わせて観て欲しいなっていうのはあります。共感する部分・自分と重なる所をたぶん沢山あると思います。
槙田 あれだけちゃんと家族個人を描いてると必ずありますよね。
七瀬 5パターンあるはずなので、そこに似たりよったりな悩みは絶対みんなあると思いますので。
槙田 試写を拝見した時に、観ていた中年の男性が泣いていましたから。きっと何か思い当たる何かあるんだろうなって。だからいろんな人に、たぶんどこかで必ず重なってる部分があって、何らかの共感なのか、気持ちの動きがでてくるような映画ですよね。
七瀬 自分ではなくても、もし家族を、家庭を持たれている方だったら、自分の娘が本当に同じ娘で悩み持っていたりとか、自分の身近な人がこんな悩みを持っているというのが分かるかもしれないし、そういうのを自分の環境と照らし合わせてくれたら、とても濃い2時間37分になると思います。
目標としている役者さんは?
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槙田 目指しているような役者さんはいますか?先ほど、役ではジョーカーのこと仰っていたのですけど。役者としてこんな役者さんになりたい等ありますか?
七瀬 オダギリ・ジョーさん。演技も上手だし、雰囲気がすごい好きで、妖艶というか、男なんですけどすごい色気がある、そう、このポジションになりたいってすごいあって。
共演して「あぁ、こんな人になりたい」と思ったのは、リリー・フランキーさん。素晴らしく、初めて目の前で演技を見た時に鳥肌が立って、、、。リリーさんみたいになりたいですね。色々な役を演じてらっしゃるし。
槙田 『ミッドナイト・バス』は、きっと何年か後には七瀬さんの“出世作”と言われるようになるのでしょうね。
七瀬 はい。自分でもターニングポイントだと思っていますし、それこそ、レッドカーペットを歩かせていただいて、こんな良い役を演じられて、早くそう言われたいです。
槙田 そうですよね。これが“出世作”だったねと言われるような俳優になっていってください!
七瀬 早くそこ行けるよう日々努力していきます!
VIPOワークショップを経て学んだこと
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槙田 今回のワークショップ&オーディションで、気構えとか心構えとか変わりました?
七瀬 (原作があるものは)原作をきちんと読み込んで行く、(シリーズモノであれば) レンタルして観たりだとか、しっかりやった上で挑んでいきたいなって思います。ただし、全く同じことをやっても、それはどうなのかって思う所もあるので、カチカチに固めないで、情報として入れてから行こうかなって思います。
槙田 監督から今後の俳優としてやっていくにあたって、学んだことを教えてください。
七瀬 励ましていただいたというのもありますが、、、。今後も自分で納得いかないシーンや上手く演じられないことがあると思いますが、きちんと気持ちを切り替えて次のシーンに挑まないといけないということ。もちろん、いろいろ考えてこうしなきゃいけなかったと考える時間は大切ですが、切り替えて次はきちんとゼロからやれることが大事だと教わりました。泰造さんからも“忘れることの大事さ”を教わりました。きちんと胸に留めておこうと思います。
槙田 それでは、頑張ってキャリアを築いていって下さい。期待しています!応援しています!
七瀬 ありがとうございます。
- 七瀬公さんプロフィール Kou NANASE
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[高宮怜司役]
1994年生まれ、奈良県出身。
東宝芸能が創立50周年を記念して開催した同事務所初の男性オーディションに合格し、15年にテレビドラマ「チア☆ドル」で俳優デビュー。以降、映画、TVドラマにて活躍。主な映画出演作は、『暗殺教室ー卒業編ー』(16)、『SCOOP!』(16)、『うさぎ追いし — 山極勝三郎物語 —』(16)など。また、舞台「あさひなぐ」(17)に出演。
- 『ミッドナイト・バス』基本情報
直木賞候補の傑作ヒューマンドラマ
伊吹有喜の同名小説『ミッドナイト・バス』(文春文庫刊)を完全映画化!
2018年1月27日 有楽町スバル座・新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
(1月20日より新潟先行ロードショー)
原田泰造 山本未來 小西真奈美 葵わかな 七瀬公 / 長塚京三
監督:竹下昌男 原作:伊吹有喜(『ミッドナイト・バス』文春文庫刊) 脚本:加藤正人 音楽:川井郁子
製作:ストラーダフィルムズ/新潟日報社 配給:アークエンタテインメント プロダクション協力:映像産業振興機構
(C)2017「ミッドナイト・バス」ストラーダフィルムズ/新潟日報社
公式サイトはこちら
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VIPOでは、将来の映像産業を担う俳優の発掘と育成を目指し、映画監督による俳優養成の集中講座を3回開催してきました。
2016年12月に開催した竹下昌男監督のワークショップは、映画 『ミッドナイト・バス』の出演者オーディションを兼ねたものになりました。男性35人、女性25人の計60人が参加、2日間に渡り『ミッドナイト・バス』から抜粋したシーンを練習、監督の熱い指導がありました。3日目のオーディションから最終的に4人の出演が決定しました。
今後もVIPOでは、実践的で映画出演につながっていくアクターズワークショップを開催していきたいと考えております。
▼第一回 犬童一心監督&渡部亮平監督によるワークショップの開催レポートはこちら
▼第二回 竹下昌男監督によるワークショップ&オーディションの開催レポートはこちら
▼第三回 篠原哲雄監督によるワークショップ&オーディションの開催レポートはこちら
2016年12月開催VIPOアクターズワークショップ&オーディションの詳細
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【日程】
2016年12月5・6日:ワークショップ 、7日:オーディション
【対象】
男性20歳以上30歳以下 女性18歳以上25歳以下の演技者 書類選考有
【参加者】
男性35人、女性25人、計60人
【参加費】
¥5,000(税込)
【会場】
映像産業振興機構(VIPO)内ホール
【主催】
特定非営利活動法人 映像産業振興機構
【講師・審査員】
『ミッドナイト・バス』監督 竹下昌男、映像産業振興機構 チーフプロデューサー本間英行
【講師紹介】
竹下昌男 (たけした まさお)
1960年大分県生まれ。CF制作会社のプロダクション・マネージャーを経て、東陽一監督『ジェラシー・ゲーム』でフリーの助監督となり、藤田敏八監督『リボルバー』、大林宣彦監督『青春デンデケデケデケ』、エドワード・ヤン監督『ヤンヤン 夏の想い出』など多数の作品に参加、助監督としてのキャリアを積む。1993年以降は主に根岸吉太郎監督に師事し、2004年、『ジャンプ』にて長編デビュー。2011年、大林宣彦監督の監督補佐として『この空の花-長岡花火物語』制作に参加。この作品が縁となり、新潟を舞台にした伊吹有喜の小説「ミッドナイト・バス」の映画化へ向け準備が進められた。
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