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2024.04.24 事業報告
『TOKYO VICE』アラン・プール氏「ハリウッド・フロントランナーの視点」セミナー実施報告

 VIPO(ヴィーポ)は、2024年3月26日(火)に、『TOKYO VICE』シリーズのエグゼクティブ・プロデューサーで監督でもあるアラン・プール氏を講師に迎え「ハリウッド・フロントランナーの視点」と題し、オンラインセミナーを実施しました。
 
アラン・プール氏は、ポール・シュレイダー監督の『Mishima: A Life In Four Chapters』(日本未公開)とリドリー・スコット監督の『ブラック・レイン』でアソシエイト・プロデューサーとして日本で映画製作のキャリアをスタートし、その後ハリウッドで様々な映画やテレビ・配信シリーズで活躍された後、再び日本で『TOKYO VICE』の製作に携わられました。
 
本セミナーは、昨年実施し好評だった下記の2つのセミナーに続く、第3弾として開催しました。

今回もハリウッドの最前線で活躍する講師から、ハリウッドにおける日本への関心の高まりやご自身の経験に基づくハリウッドでのテレビ・配信シリーズの製作手法などお話いただき、特に『TOKYO VICE』について、脚本開発から撮影、そして配信プラットフォームとの交渉まで、全てのフェーズでの具体的なエピソードを披露してくださいました。また日本の観客に違和感を感じさせないため、実際に行われた様々な施策やライターズルームのメリットやそれを活用した脚本執筆の進め方など、今後の企画開発や制作で活用できる内容について貴重なお話をいただきました。
 

 

セミナー後アンケートでの参加者コメント(抜粋)

  • 前回のショーランナー講座でも日本と海外の脚本づくりの違いを知ることができましたが、アラン氏はさらに俯瞰的に、ライターズルームシステムの長所短所を話してくださったのがとても印象的でした。
  • 日本とハリウッドの両方の映像制作のことがよく分かっている方から直接話を伺える機会は滅多にないと思いますし、独特な経験をされているアランさんならではの視点で日米を比較しながらハリウッドでの制作体制や日本での撮影の難しさのことなど聞けてよかったです。
  • 日本文化・習慣に精通された方のお話に、とても説得力と重みを感じました。

開催概要

日 時 2024年3月26日(火) 10:00 – 11:30
講演時間 約90分(質疑応答含む) ※セミナーは全編日本語で進行
会 場 オンライン
参加数 73名

 
VIPOでは、今後もハリウッドや世界進出を目指すコンテンツビジネス業界の皆様に役立つセミナー等を実施していく予定です。
 

お問い合わせ

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
担当:伊藤・風岡
e-mail: seminar@vipo.or.jp